マタニティのセルフケア

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マタニティのセルフケア-7 アロマでリラックス

おなかの赤ちゃんにもやさしい、自分でできるナチュラルケア法「マタニティのセルフケア」の7回目は「アロマ・テラピー」。

マタニティのためのアロマ

妊娠中に使ってはいけないエッセンシャル・オイルの種類や妊娠中から産後に役立つエッセンシャル・オイルを紹介します。

協力:志村季世恵 アロマ/粕谷恵(取材当時)癒しの森治療院・整体療術室



妊娠中に使ってはいけないエッセンシャル・オイルがあります。オイルの中には生理を起こしてしまう作用があるものがあり、そうしたものは流産をひき起こす可能性があります。

妊娠中に使ってはいけないエッセンシャル・オイル

クラリセイジ
子宮を収縮する作用があるといわれているので危険。

ジャスミン
陣痛を起こす作用がある。子宮を収縮させる。

ローズマリー
ローズマリーの匂いのする部屋に入ったくらいでは心配する必要はありませんが、香りをかいでもあまりいい匂いだとは感じないでしょう。 食べるローズマリーに関しては大丈夫。オイルに入っているエッセンスの量と、ハーブの成分の量はぜんぜん違います。

ローズ
陣痛が起きたときに使われることもあり、妊娠中は不適切。

ラベンダー
流産を引き起こす可能性があると言われているので、妊娠初期は禁止。

ベルガモット
妊娠中には、注意が必要。

以上の6つのエッセンシャル・オイルは、妊娠初期には芳香浴も控えておきましょう。妊娠前から好きな香りのオイルでも、妊娠すると不思議と匂いの好みは変わることは多いもの。中期以降になれば、ラベンダーは匂いを心地よいと感じる場合には使えるようになりますがクラリセイジ、ジャスミン、ローズマリーは芳香浴も不可。



つわりの時期は、柑橘類を好む人が多いように、柑橘系の香りは妊婦に好まれるようです。 オレンジ、レモン、マンダリンなどは甘酸っぱい、やさしい香りです。柑橘類の果物がもつほんのりした色合いのイメージもいいのかもしれません。

冷えている方には、からだを暖めるジンジャーがおすすめ。
ジンジャーは、とくにエッセンシャル・オイルを使わなくても、しょうがをスライスして足湯やお風呂に入れるだけでポカポカと暖める効果が得られます。しょうがをすってお風呂に入れると、肌が弱い人はピリピリして肌に刺激があるかもしれません。スライスを浮かべる程度に。

エッセンシャル・オイルは芳香浴、お風呂、足湯、腰湯などどんな使い方をする場合にも、好きな匂いのものを選ぶのが基本。好きな香りのものは、そのときの自分のからだが必要としているものと考えていいでしょう。オイルの効能について詳しくわからなくても、好きな匂いを選んでみてください。匂いを楽しめて、リラックスできれば効果は十分にあります。

匂いが合わない場合には、匂いが鼻について気分もよくありません。好きな匂いをかいだときには幸せな気分になります。その心地よさがからだと心をほぐしてくれます。そういう自分の直感を大事にして、エッセンシャル・オイルを選んでみてください。





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監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長


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