......その2
おっぱいと食事の関係
○入院中の差し入れにも注意
○和食で粗食
○おいしいおっぱい、まずいおっぱい
○マッサージを受けよう
○乳腺炎にはじゃがいもシップ
○おっぱいが足りているかどうかの心配
○舌小帯って何?
志村季世恵(バース・セラピスト)協力/癒しの森治療院(整体療術室)
Photo by きくちさかえ
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おっぱいと食事の関係
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おっぱいを生産するのはお母さんのからだです。からだは、口に入る食べ物によってエネルギーをつくり、おっぱいを生産します。食べたものがそのままおっぱいに出ると言ってもいいくらい、おっぱいと母親の食べ物はとても密接な関係にあります。
おっぱいは産後2〜3日目ころに出はじめますが、この頃からすでに食事はおっぱいに反影されます。おっぱいをスムーズに分泌するために一番いい食事は、粗食で和食。リッチな病院でお祝い膳や、豪華なデザートなどを食べることは、母親にとってはうれしいことですが、授乳をスムーズにすすめるためには、残念ながらあまりいい食事とはいえないんです。お祝い膳は産後4日目に出ることが多いようですが、4日目は初乳が出るピーク。そうしたときに油分の多い洋食や生クリームなどの甘いものをたくさん食べると、乳質も悪くなり、また栄養が過多になって母乳が過剰に生産され、乳房はパンパンに張ってしまいます。赤ちゃんのほうは、まだそんなにたくさんの量を飲むことができませんから、乳腺がつまって便秘状態になってしまうこともあります。
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