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 ......その2

乳腺炎にはじゃがいもシップ

 おっぱいと食事の関係
 入院中の差し入れにも注意
 和食で粗食
 おいしいおっぱい、まずいおっぱい
 マッサージを受けよう
 おっぱいが足りているかどうかの心配
 舌小帯って何?

 志村季世恵(バース・セラピスト)協力/癒しの森治療院(整体療術室)  Photo by きくちさかえ

乳腺炎にはじゃがいもシップ

授乳をしていると、ある日突然、高熱が出ることがあります。熱が出ないケースもありますが、乳房全体がはれ、乳房のどこかにしこりができて、とても痛くて辛い症状が出たら乳腺炎です。病院に行くと、炎症止めと抗生物質が処方されることが多いようですが、薬によって熱は下がりますが、しこりそのものは解消されません。しこりは自分で絞ってもうまくとることは難しいので、専門家のマッサージを受け、全部絞ってもらうようにしましょう。しこりの部分をとってもらえば、それだけで熱は下がってきます。

乳腺炎になったら、アイスノンなどで急激に冷やすことはおすすめできません。冷やしても、しこった部分をほぐすことはできないからです。熱があってどうしても冷やしたい場合には、じゃがいもシップやさといもシップなどの自然な治療法で。

じゃがいもシップは皮をむいてすりおろし、小麦粉を混ぜ、耳たぶくらいのやわらかさにして、ハンカチか日本手ぬぐいに包みます。じゃがいもペーストが直接肌に当たらないように、布のあいだにサンドイッチ状態にして痛いところに貼ります。直接肌につけてしまうとかぶれるので要注意。ペーストが乾いたらとり替え、何度かこれをくり返します。アイスノンとは違って冷やし過ぎず、余分な熱を吸収してくれるので、炎症がそれ以上悪化するのを防ぎます。夜中に急に熱が出たときなどはシップで応急処置をして、翌日、専門家に診てもらいましょう。

自然食品屋では、さといもパスタの粉末を売っています。それを水で溶いて同じように使いますが、さといもパスタはちょっとお肌にきついので、アレルギーのある方、かぶれやすい方は、自分でじゃがいパスタを作ったほうが安心です。



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