......その3 アレルギーについて
おっぱいとアレルギー・自分のうちのやり方で
○妊娠中に気をつけておくこと
○アトピーの赤ちゃんへの授乳
○食事を見直す
○牛乳神話
○除去食って?
志村季世恵(バース・セラピスト)協力/癒しの森治療院(整体療術室)
Photo by きくちさかえ
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自分のうちのやり方で
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食事を制限しなければならないくらいなら、母乳をミルクに替えたほうが楽、と感じる方もいるかもしれません。でも食事に気をつけなければならない時期はずっと続くわけではありませんし、それぞれのとり組み方があります。授乳中、半年や1年間という短期間だけ一定の食物を控えるということで、子どものアレルギーがおさまることもあるので、専門家に相談してみてください。必ずサポートは得られるはずです。
何ごともそうですが、こうすればこうなるというはっきりした目安があると楽なものです。子育てにも、マニュアルがあればいいのでしょうが、子育てはひとりひとり違うのでマニュアルはありません。お母さんがその子に合わせた育児方法を考え、問題をクリアしていくしかありません。
母親のストレスが子どもに影響すると言われることがありますが、アレルギー疾患の場合も、母親にストレスが多いと、赤ちゃんの皮膚の状態がよくないというケースがあります。食べ物よりも母親の心のあり様のほうが、子どもに影響しているのではないかと思われるケースもあるほどです。あまり深刻にならずに、ちょっと気持ちをゆるめて、お母さんがまずリラックスしてみてください。
アトピー性皮膚炎がひどい場合には、小児に強い皮膚科の医師や小児科医と相談して、赤ちゃんの反応をみながら、自分のうちのやり方を探っていってください。
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