......その4 総集編
おっぱいの子は虫歯になる?
○薬、たばこ、アルコールの影響は?
○授乳時間のリズムをつけたいのですが。
○子育ての極意
志村季世恵(バース・セラピスト)協力/癒しの森治療院(整体療術室)
Photo by きくちさかえ
- おっぱいの子は虫歯になる?
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母乳を長くあげていると、赤ちゃんの上の歯が虫歯になりやすいと言われることがあります。たしかに前歯に虫歯ができる子がときどきいます。子どもによって虫歯になりやすい子となりにくい子がいますから、子どもの歯の質とも関係があるのかもしれませんし、離乳食との関係もあると思います。
あまり気になるようだったら、おっぱいを飲んだあと、歯をガーゼなどでふいてあげるといいかもしれません。でも、夜、寝ながら授乳したあとに、歯をいちいちふくというのは大変です。夜は寝ながらおっぱいをあげられるというイージーさが、母乳育児のよさでもあるのですから。
わが家の4人の子どもたちも、そのうち2人が授乳中に虫歯ができました。ひとりは乳歯での治療を受け、18才になるまで虫歯はできていません。もうひとりは歯の質が悪く、今でも歯科医の世話になっています。
母乳哺育をしていても、虫歯ができる子もいれば、できない子もいます。母親も積極的に虫歯予防に取り組む人もいれば、「はえ替わるからいいわ」と気にしない人もいます。赤ちゃんのときから積極的に虫歯対策に取り組んだほうがいいとすすめる歯科医もいます。要はいろいろな考え方があるということです。
育児は何もかも完璧にやることはとても難しいもの。自分にあったやり方を選んで決めていくしかありません。
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