......その4 総集編
授乳時間のリズムをつけたいのですが。
○薬、たばこ、アルコールの影響は?
○おっぱいの子は虫歯になる?
○子育ての極意
志村季世恵(バース・セラピスト)協力/癒しの森治療院(整体療術室)
Photo by きくちさかえ
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授乳時間のリズムをつけたいのですが。
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人工栄養(ミルク)の場合、授乳時間は3時間おきと決められています。母乳の場合も、母親にとっては3時間おきの規則正しいリズムで授乳できれば理想的かもしれません。そのほうが1日の予定がたてやすいし、なにかと便利です。
母親が意識的に授乳のリズムをつくるようにしていくと、中にはそのリズムにうまくあわせておっぱいを欲しがるようになっていく赤ちゃんもいます。でも、いくら授乳時間をつくろうとしても、母親が思うようなリズムにうまくあわせられない子もいます。早い時期からできるようになる子もいるし、いくら母親がいっしょうけんめいにやってものってくれない子もいる。そういう赤ちゃんは、おっぱいを飲む時を決めるのは自分だと感じているのかもしれません。母親の思いと赤ちゃんの思い、双方を尊重しながら、試してみるしかありません。
子育ては感覚を大事にすることが大切なことだと思います。時計で時間を計るように、何かのメジャーがあってそれにあわせることが大切なこともあるけれど、子どもは世間の常識に合わせてメジャーをもって生まれてくるわけではありません。育児書にもあてはまらないことはたくさんあります。それがその赤ちゃんの個性なのですから、お母さんはその子のためにレシピを書くしかありません。きょうだいでも、2人いれば2册の、4人いれば4册の育児書ができあがります。授乳の時間も、赤ちゃんをみながら母親が自分の感覚でつかんだやり方でやってみてください。
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