マタニティのセルフケア

マタニティのセルフケア

マタニティのセルフケア-2 腰痛のケア(産後)

おなかの赤ちゃんにもやさしい、自分でできるナチュラルケア法「マタニティのセルフケア」の3回目は、「腰痛」について。妊娠中と産後、それぞれの予防と対策を紹介します。

協力:志村季世恵(取材当時)癒しの森治療院・整体療術室


産後の腰痛

出産のときに開いた骨盤は、3週間ほどかけて、じょじょに元の形に戻っていきます。
子宮も同じように、元の状態に戻ろうとしますから、産後、母親のからだは急激に変化します。この時期に、不自然な姿勢を長い時間とっていると、骨盤が左右対象にきれいに戻ることができなくなってしまいます。

会陰切開の傷が痛んだりすると、どうしても前屈みの姿勢になってしまいますし、赤ちゃんを抱くことに慣れていないために、緊張した姿勢にもなりがちです。また、脚を同じ方向ばかり組むなど、普段の癖によっても、骨盤の回復に影響がでる場合があります。

弛んだ骨盤は、産後1週間で、急激に戻ろうとしています。そういう意味で、産後は骨盤を正しく戻すことができる、とてもいいチャンスなのです。


脚を片方の側だけ組んだり、片寄った姿勢を続けるようなことをしていませんか?
そう思って、姿勢に注意を向けるだけで、だいぶ違います。赤ちゃんを抱いたときも、不自然な姿勢をとっていることに気づいたら、緊張をとるように、ちょっとした工夫をすることができます。
産後の1週間、入院期間はとくに急速にからだが戻っていく時期。そのとき、無理をせず、腰が整っていけば一番理想的なのですが、赤ちゃんの世話をしながらなので、安静にしているわけにもいきません。

退院してすぐ、整体を受けると、骨盤をバランスよく戻すことができます。




babycom おすすめ関連コンテンツ

妊娠・出産、母乳ワード101妊娠・出産・産後ワード101
安産と楽しいマタニティライフに役立つ101用語を解説しました。
監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長


babycom おすすめ記事
babycom Site
あたたかいお産と子育て-babycomあたたかいお産と子育て
お産は子育ての出発点。産む人と生まれてくる人が尊重される「あたたかいお産」の環境ついて考える、産婦人科医のコラム。




TOP▲