産院選びとインフォームド・チョイス
アンケートのコメント紹介-1


実施:babycom
実施期間:2001年9月5日〜9月30日
babycom掲載:2001年12月 2006年4月再編集


出産施設のいろいろ
babycom妊娠・出産アンケート
産院選びとインフォームド・チョイス
アンケートの有効解答は、全部で378名。そのうち、出産体験者303名。妊娠中の方75名。 
このアンケートはおもに、産院を選ぶにあたってどのような規準で選んだか、産院を決めたあとに、医療者から出産や産後のことについて十分な説明を受けたかなどについて質問したものです。




母乳があまりでなかったので、そのあたりのフォローをもってしてもらえたらなおよかった。(私がお産したときはお産ラッシュだったのであまりそのへんのフォローがなかった・・・)

産後のケア不足。特に母乳のケアが全くない。「母乳は赤ちゃんに吸わせておけばでるもの」という院長の思い込みから、ほとんど出ないおっぱいに赤ちゃんを24時間吸わせ続けて、乳首は切れて痛いし、赤ちゃんは母乳不足で泣くしでマタニティーブルーになった。 看護婦さんに泣いて訴えたら、やっと赤ちゃんに糖水をあげてくれた。
先生にはいくら話しても分からない。笑って「がんばって」と肩をたたくだけ。先生は「母性神話」にとりつかれている男なんだと思った。出産まではよかったのに・・。

出産前の入院が土曜になったが、総合病院だったため、土日のスタッフがどうしても手薄になり、その間の医療方針の説明が聞けなかったこと。

生んだ後すぐに母乳を飲ませたかった。母乳指導がいまいちだったのでよくわからないままでいた。助産婦さんがいなくて不安だった。先生が無愛想で質問や相談がしにくかった。

転院前の病院へ:
次回検診時期に例えば学会があるとかで休診するなどの予定は、前もって決まっている予定だと思いますが、その告知がなかったです。今まで何度も病院へ行っては「今日は別の先生の診察です」ということがあったので、そのあたりをもう少しオープンにして欲しいと思いました。やはり同じ先生にずっと診てもらいたい、というのが望みでしたから・・・。
また、同じ病院内の医師同士の見解の違いは混乱するだけです。カルテはどういう形で使用するのか分かりませんが、患者の状態のみならず、患者に対して、どういう対応(見解)をしたか、等も明記してもらえると、例え医師が何らかの理由で代わった場合でも、医師、患者双方にとって有効なものになるのではないでしょうか?
たった1回のこうした行き違いで、信頼関係が崩れてしまうこともあると思います。

産後、病棟担当の一人の看護婦さんの態度に腹が立った。初めての授乳でうまく出来ない赤ちゃんの頭を嫌がって泣くくらい鷲掴みにし、お母さんにはにこやかに「やる気があるの?」と。しかも決まって一人残って授乳しているお母さんに対してしていた。 私もやられた。へその緒もその看護婦さんの夜勤明けの日になくなっていて、お母さん達の間ではその看護婦さんがとったと噂になっていた。日中は母子同室だから良かったが、そういう看護婦さんがいると夜子供が何をされているか不安。クレームがあったのか途中からその看護婦さんがお母さん達に近寄ると他の看護婦さんが、必ず割って入ってきてくれるようになったが、次回産む時まだその看護婦さんがいるなら違う病院でと思っている。自分で調べただけでは中の事まで分からないので、人からの情報収集も必要と感じた。
あと、健診費用の差には疑問が・・・。里帰り前に通っていた病院では2500円程度だったのに、出産に選んだ病院では1回6000円かかっていた。出産費用についてはばらつきがあって当然だと思うが健診費用でこれだけ違うのはなんでなのか?内容は同じなのに・・・。

退院するとき手土産がいっぱいになってしまったので、事前に産院で何をくれるのか教えて欲しかった(こんなにもらえるとは思っていなかった)。面会人がきたときナースステーションに人がいなかったらしく、面会時間外なのを知らず面会人が部屋へやってきた。張り紙等に気づかなかったようだったのでもっと分かるようにしてあげて欲しい。怒られたのは私です!!

まず、どういう出産方法になるのか、最初に説明して欲しい。そういう情報が欲しい。次に、出産方法について、自分の希望が話し合えると良いと思う。もう少し先生といろいろ話し合える雰囲気、時間が欲しい。

不満なし。

産院に、というのとは趣旨が違うのだが、私は里帰り出産したのだが、都心で少子化の影響もあって出産可能な病院そのものが少なく(2・3年前近所の人が出産したという個人病院はすでに出産を取り扱うのを止めていた)、選択肢は2つの総合(or医大)病院しかなかった。もう少し足を伸ばせば病院もあるのかもしれないが、何かあったときのことを考えるとそうそう遠くの病院に行くわけにもいかず、結局はそのうちの1つで出産することにした。良い産院を選ぶなんて贅沢なことは、これからますます減少していくかもしれないと思う。せめてましなところを選ぶ、ぐらいしかできないでしょう。
なお、私の場合ははじめからあまり期待していなかったせいか、出産した病院については満足している。

破水した時の看護婦の電話対応。

産院にというより、自分自身のお産についての不勉強さに本当に情けなく思いました。予定日まで、勤務していたこともあり、忙しさにかまけて、もっと、納得のいく出産がしたかったと、反省しております。次の出産では、もっと、勉強したいです。

総合病院で出産したのですが、とっても一般的な分娩台でのお産です。特に希望の出産方法などを問われる事もなく、ふつうーーーのお産。当然医療の介入も当然で、説明されることもなく、てい毛も会陰切開もされた。まぁ、知っていたので別に驚きもしませんでしたが、何となく、不自然だなぁ、という感じもしました。しかも、特に贅沢な出産をしたわけでもなく、食事も最悪だったのに、費用が高かった!ので、来年出産する場所は、慎重に決めたいと思います(既に転院を一度しました)。

2回目の産婦人科医院・・・母乳育児を積極的に進めていて、ケアも指導も行き届いていたが、食事がちょっと高カロリーだった。検診時に超音波の画像をビデオに録画してくれたが、やや過剰サービスだと思った。その他はとても満足のいくお産だった。

助産婦さんが忙しすぎたため母乳指導がほとんどなかった。総合病院だったので仕方がないのかもしれないが食事が・・・。

私の出産をした産院は市立病院なのですが、検診に行くたびに助産婦外来というものを受けることが出来て、私は毎回通わせてもらったのですが、特に心配なことがなくても、助産婦さんと顔つなぎをすることが出来て、実際出産するときも気心が知れた助産婦さんがそばについていてくれるのでとても安心して出産できました。

一日中母子同室だったので(わたしは昼間だけだと思いこんでいた)殆ど眠れなかった。情けない母ですが、夜だけは預かってもらいたかった。

検診の時、評判が高いのもあって、かなり混んでいて毎回時間がすごくかかりました。一人目だったのでかまわなかったのですが、二人目を同じ病院で考えているので上の子をかかえて長時間待つのに困ってられた方の事が気にかかります。かなり大雑把な時間での予約だったのでもう少し細分化してくれたらと思います。

まったくありません。むしろ、学級崩壊や乳幼児突然死をとても研究されている先生が毎日朝昼晩と病室に出向いて、躾の仕方や母のありかたなど、事細かにお話してくださり、それが第1子の時と変わらず、第2子でもそうでしたので、感謝するとともに、今でも思い出すと嬉しくなるくらいです。不思議ですが・・・。恐らく、先生の波長の共鳴したのかもしれません。

授乳に関してアドバイスが有れば良かった。

費用の明確化。

一人目出産のときの母児同室・母乳主義に対する理解の薄さには悩まされた。ただ、医師なりに、「子供の扱いになれていない初産婦に任せて事故があった場合の責任の所在」「母乳にとらわれすぎて新生児の状態に悪影響があった場合」についての配慮があったため画一的な対応をとられたものと見ている。産婦の様子を見て、徐々に対応が変わってきたのでその点は評価したい。「疲労した産婦を休ませる」という意図はありがたいが、自宅に戻ってから苦労するよりは、同室にして慣れておくことも必要だと思うのだが。胎便も見ることなく、新生児期だけの可愛らしさ、いとおしさを静かに見る機会も無く、じわじわと湧いてくる何ともいえない感情を味わうことなく母になるのはとても難しいように思うのだが。母親としての意識や自立を促すのも必要と思う。
本来病院では産婦の要望をサポートする立場にあると思うので初期段階から、そういう妊婦の要望は掘り起こしていくべきであると思う。最低1時間は待たされる病院であったので、看護婦・助産婦とのカウンセリング的な時間ももっと持ってもしかるべきではなかっただろうか。
安産教室(2回)も、母乳のマッサージのビデオを見せる程度で、あとはミルクの会社の栄養士による栄養指導、などお粗末で、1時間以上かけて通院する意欲が湧かなかった。待ち時間が長いのは、医師が3人(実質1名)で、家族でやっていて、でも信頼があるのでそれなりに流行っていて、しかも促進剤などは極力使わないから常にお産が臨時に入る状況であり、当然健康な人間は待たされる、という事情があるのも後に判ったが、ただ待たされ、予約も利かないのは、近所で無い者にとってはとても辛かった。とくに、子供が上にいる状態では預けて出かけるのも気兼ねだし、連れて行くのも大変だし、非常にこまった。
入院中は、看護婦のシフトの問題か、伝えておいたはずの事が伝わっていない、という経験を何度もした。初めてのときは非常に戸惑ったが(母乳の件も、知らない看護婦にあやうく調乳されてしまうところだった)2度目の出産以降ではこちらも心得て、交替時刻以降には必ず確認を入れることにしていた。どこの病院でも起こりうるとは思うが気をつけてほしい。
また、人手が足りないのか、ミルクを哺乳瓶で、横に置いて(!)添え乳のようにして与えているのを目撃してしまった。(新生児室で)母親や親戚が見たらどれほど嘆くか、と痛ましく思った。また、戻して吐いているのに拭いてもらっていないのも見た。お産で出払っているのか、詰め所が無人の時もあった。1F・2Fと分かれてはいるが、事情を知っている者は外来から簡単に来られるようになっているので、絶対に事故の無い様配慮してもらわなくてはいけないと思った。
こういう状態で「初産婦には任せられない」的な発言はしてほしくない。

出産時の処置の内容について、説明があればもっとよかった。

先生も看護婦さんも親切だったけれど、週に1回、医師が手術日とか勉強会とかでいない日があって、替わりの先生がとっても横柄でいやだった。それ以後、その日にはいかないようにした。
一人目を出産したときは、そうでもなかったのに、「おすすめの産院」にリストアップされた影響なのか二人目を妊娠して通っていたときは、ものすごく混んでいた。
母乳育児に関しては、積極的ではなかった。一人目を出産した後、お乳が熱を持つくらい張ってしまってでも、乳首が出ていなくて赤ちゃんが上手に吸えなくて、困っていたら、看護婦さんが乳房マッサージをしてくれたのだが、(特に私だけというわけではなく、産後何日にやると決まっていた)痛くて痛くて!そういうものなのかと思って痛みに耐えていたら、母が「専門の乳房マッサージさんがいるはずだ」と言い出して年配の看護婦さんに聞いてくれて、産院の部屋まで出張してもらった(若い看護婦さんに聞いたら「知らない」と言われた)。来てくれた方にやってもらったら全然痛くなくて、「素人が揉むと痛いばかりで返って出にくくなるのね」と言われた。
思えば、生まれたのもこの病院で、働きながら不妊に通ったのも、出産も同じ病院。私は二人目を妊娠する半年前に流産も経験してるので、その手術もその病院。今の家からは電車で15分くらいだけれど、婦人科で何か調子が悪くてもきっとここに通うと思う。

助産婦が自分の意思を押し付けようとしているように見えたので、それはやめてほしかった。

人気がある産院だったので、いつも検診の待ち時間が長く、診療時間が短かった。もう少し待ち時間が短くなるように工夫して欲しい。

超音波検査を毎回やってほしいなぁ。と思う。

総合病院は日によって先生が違うので不安になった。診察の待ち時間も長いし、長いすで長時間待つのはしんどいので、イスも背もたれがあるものや、診察の予約制にしてほしい。

私の場合、会陰縫合の時、直腸の動脈を傷付けられ、体内の3分の2の血液を失う、という医療ミスがあったにもかかわらず、全く、誠意のある対応が無かったことに不満。

診察の際待ち時間が長すぎるので、是非改善して欲しいです。 

「女性の医師のみ」ということだったのに、実際には男性の医師がひとりいた。診察室に入ってから分かったので不快だった。

出産前の剃毛や浣腸などについて最初に説明してほしかった。完全に母子別室だということも最初に教えてほしかった。

私は陣痛が始まってから出産まで約2時間と早かったのですが、土曜だったためか、看護婦があんまり早く来られちゃ困るという態度で、後で思い返して腹が立った。陣痛が始まって一時間後に4回目の電話で「お願いだから、病院に行かせて」と頼んで車で30分後に病院に着いたときは歩ける状態じゃなく車椅子で運んでもらい、医師が産室に来た時は、もう全開だった。車で産む羽目になったらと思うと、ぞっとします(でも、半分は覚悟しましたけど)。
出産した夜、発熱して汗をかいて、持って来た3枚のパジャマがびしょびしょになり病院で服の貸し出しもあると言っていたの思いだした。で、ナースコールを押して、熱が出たことと、パジャマがなくなったので服を貸して欲しいことを言ったら、産後熱が出るのはしょうがないし、服は有料だけどいいのか(迷惑そうに)と言われ、押しの弱い私は、あきらめてしまった。ここで、こんな文句を書くくらいなら、あの時借りれば良かったといま思いました。これは、産院に対する文句というより、土曜の担当の看護婦に対する文句ですね。他の人が良くしてくれても、結構一人に対する不満は残ります。

退院記念品は要らない。

妊娠中.... ちょっと不満が残る。切迫流産で入院していたとき、産婦人科のベットがなくて 他科とおなじフロアにいた。そのとき、重病人を入れる個室が近くにあり、夜中に人が死んでその家族の泣き声が聞こえたり、 痴呆老人が徘徊して入ってきたりして、 妊婦としては精神的にもかなり不安な状況だった。先生はとってもいい先生だっただけに、病院側の対応としては残念でした。

あえていえば・・・食事がまずかったです。

看護婦によりむらがあること(分娩時の看護婦さんはものすごく良い看護婦さんでしたが、入院中によく現れた看護婦は不親切で冷たい看護婦で、気分悪かった。ほかの看護婦も個人差あり)。助産婦の介助が全くなかったこと(妊娠中から出産後まで私の所には一度も登場しなかった)。出産後母乳指導が少ししかなかったこと(マニュアルと2.3回様子を見に来ただけ)。母子同室が良いかと思っていたが、そうでもなかった(実際は睡眠がとれず眠くて夜が辛かったので、夜だけでも預かって欲しかった)。分娩中に医師間で意見が分かれたこと(もう、いきんでいいかどうか)。妊婦検診の時超音波写真をあまりくれなかったこと。また検診時担当医師制でなく医師が何人も登場したこと、などが不満なので改善して欲しい。
しかしこのくらいのことは他の産院では、無い不満だと思うので、人にはとても推薦できないし、自分が今後かかるとしたら、別のところを探したい。


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監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長





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