吸引分娩・鉗子分娩(きゅういんぶんべん・かんしぶんべん)

子宮口が全開大になってから、なんらかの理由でお産が進まず、母親のいきむ力が弱かったり、回旋異常などによって分娩が長引いている場合(遷延分娩)、胎児仮死などで胎児をすぐに娩出させなければならないときに、吸引分娩や鉗子分娩が行なわれます。

●吸引器具は丸いカップにチューブがついたもので、会陰切開が行なわれたあと、カップを胎児の頭に装着し吸引力で引き出します。 吸引されているあいだに、いきむこともできます。

●鉗子は、金属製のサラダサーバーを大きくしたような形をした挟む器具で、2本の鉗子で胎児の頭をはさんでゆっくりと引き出します。使い方に熟練している医師が行なう必要があります。



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全開大  会陰切開




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監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長

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お産は子育ての出発点。産む人と生まれてくる人が尊重される「あたたかいお産」の環境ついて考える、産婦人科医の進先生の連載コラムです。


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