わが子のペースで考える離乳食レッスン

離乳食レッスン
スタートでつまずかないために

初めて作る離乳食は根菜から【2】

果汁だけではなく、白湯も必要ない?

離乳準備は食事を見せることから

初めて作る離乳食は、果汁ではなく根菜から


(文:小野田レイ・掲載:2014年3月)

●●● 離乳準備は食事を見せることから


でも、果汁も白湯も与えないまま6か月過ごし、準備もなくいきなり離乳食を食べてくれるのか、お母さん達の不安はとても大きいようです。

赤ちゃんは食事に興味がなければ食べません。お母さんがつまずくのは、マニュアル通りに生後6か月がたってすぐに与えるからです。ほとんどの赤ちゃんはお母さんが食べ物を口に持っていっても、何のことだか分かりません。せっかく作ったのに食べないので、無理やり口に入れると、赤ちゃんは口の中に食べ物がある状態で泣き続け、最後は授乳して落ち着きます。

「あー、また結局おっぱいになっちゃった。○○ちゃんは食べているのに」と、同じ月齢で食べ始めている赤ちゃんと比べて、ますます落ち込んでしまいます。

ママの食べ物をほしがる赤ちゃん

ママの食べ物をほしがる赤ちゃん


食べない赤ちゃんのお母さんに聞くと、生後8〜10か月ぐらいになってようやく食べるようになり、いったん食べ出すとよく食べるようです。母子手帳にも離乳完了は1才6か月頃までにと記されています。つまり生後6か月を過ぎてから、1年かけて1日3回食べるようになればいいわけですから、ほかの赤ちゃんと比べないでもっと寛容なることが大切です。
赤ちゃんが離乳食に興味を持ってくれるようにするには、生後5か月頃よりお母さんがおいしそうに(楽しそうに)食べている姿を、赤ちゃんもテーブルに着かせて、毎食見せ続けることです。
離乳を開始するころには赤ちゃんもまねをして食べる仕草を見せたら、「ちょうだい」と手を出してきます。
お母さんの食べている姿を見せることが、離乳準備の第一段階です。

離乳食アイコン-babycomPoint レッスン2のポイント

1.離乳準備のための白湯は与えない。
2.わが子のペースに合わせて離乳を進めよう。人と比べない。
3.初めて作る離乳食は根菜から始めよう。
4.赤ちゃんは「おいしい」を知っている。
5.薄味を付ける。

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わが子のペースで考える離乳食レッスン

離乳食レッスンインデックス

1スタートの目安とコツを伝授
わが子の離乳開始は、いつ?

2スタートでつまずかないために
初めて作る離乳食は根菜から

3赤ちゃんの自分で食べる意欲を育てる
「手づかみ食べ」のススメ

4赤ちゃんには、お粥よりご飯が適している
「離乳食はお粥から」はホント?

5赤ちゃんもママも無理をしないために
知って納得!赤ちゃんが食べない理由

6知っておきたいママの対処法
遊び食べをしてしまったら?

7賢いおやつの選び方
おやつは何をあげればいいの?

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