味覚の一歩を育てる離乳食レシピ

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味覚の一歩を育てる離乳食

きほんのレシピ帳

離乳食づくりは、あまり難しく考えないで。
赤ちゃんがよろこんで食べてくれる
カンタンで栄養満点のレシピを紹介します。

レシピ/小野田レイ 栄養学監修/久保田洋子(NPO法人みんなの食育)


昆布の出汁

きほんのレシピ
とってもカンタン!昆布の出汁

離乳食の基本「出汁(だし)」の取り方を紹介します。難しそうなイメージがありますが、家庭で簡単に作れます。 インスタントの出汁には食品添加物や塩分が添加されているため、なるべく出汁を取って使いたいものです。

材料
 10cm長さの昆布:1枚 水:5カップ


作り方

1. 昆布に切れ目を入れる
昆布はぬれ布巾で良く拭いて砂など汚れを取り、
キッチンばさみで切れ目を入れる。


昆布に切れ目を入れる

2. 昆布を水に浸ける
鍋に水5カップと昆布を入れ、20〜30分浸ける。

昆布を水に浸ける

3. 昆布を煮る
鍋を弱火にかけ、80℃ぐらいになったら(昆布に気泡がつく程度)そのまま20分煮る。
出汁が取れたら、昆布を取り除く。


昆布を煮る



栄養コラム
昆布出汁の旨味成分は赤ちゃんの好みの味!
久保田洋子(NPO法人みんなの食育 管理栄養士)

旨味とはアミノ酸であるグルタミン酸、核酸の構成物質であるイノシン酸やグアニル酸、コハク酸などによって生じる味のことで、甘味、酸味、塩味、苦味、旨味という5つの基本味のうちの一つです。赤ちゃんは、これらを識別することができますが、酸味は腐敗、苦味は毒物のシグナルとして嫌います。一方、甘みは、エネルギー源、塩味はミネラルのシグナルとして本能的に好みます。旨味も生命維持に欠かせない蛋白質のシグナルとして好むことが知られています。
この旨味として、昆布出汁にはグルタミン酸が含まれています。グルタミン酸は、舌で感じると旨味情報として脳に伝わって蛋白質の消化液の分泌を促すほか、腸内で吸収されると内蔵でエネルギー源として使われます。化学調味料を使うとグルタミン酸を過剰摂取しやすく、神経症状が起こる場合があるので、自然の出汁を使いましょう。

[参考文献]
・日本味と匂学会 “味と年齢”味のなんでも小事典:甘いものはなぜ別腹? 講談社 2004、290p
・河村洋二郎編 うま味:味覚と食行動 共立出版 2000、225p
・栗原堅三ほか グルタミン酸の科学:うま味から神経伝達まで 講談社 2000、196p




きほんのレシピ1
昆布の出汁

きほんのレシピ2
ニンジンと玉ネギの煮物

きほんのレシピ3
カブの煮物

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