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 働きながらの母乳育児

 「 “わっはっは”だより」

 ●4人のお母さんの体験談




神戸市北区 Nさん

1歳1ケ月の息子がひとりいます。息子が1歳になったとき、職場復帰しました。保育園に入った当初、晃大(あきひろ)は食事量が少なく、保育園の先生から「母乳をやめるように」と言われました。私自身、断乳するつもりがまったくなかったのと、家では少しづつながらも食べるようになっていたので、園に対して自分の考え(自然卒乳)を話そうかどうか迷っていました。が、晃大はその後、食べる量をめきめき増やして、私の心配を除いてくれました。
私の自然卒乳(母乳育児)の敵は外野の声です。私が自然卒乳を目指すのは、その考えがとても子どもに思いやりがあり、優しさにみち溢れているから。毎日の生活は、ついつい大人のペースで過ごしてしまいがちですが、おっぱいタイムはそんな親の状態を見つめなおせる時間です。
わが家の場合。朝は時間がないので、おっぱいタイムはなし。晃大は保育園へ、私は仕事へ。迎えにいき、帰宅後すぐに『おっぱい』です。おたがいにホッとして、私は家事に、晃大は遊びだします。休みの日は、何も気にせずおっぱいタイム。今のところ、預けているからということで、休みの授乳に支障はありません。夜は何回か起きているようですが、添い寝しているので、寝ながらの授乳ですから、気になりません。
「◯◯しなければ」と自分をしばりつけずに、テキトーにしてもいいと思います。おっぱいタイムをリラックスタイムにして下さい。


神戸市垂水区 Tさん

現在1歳2ケ月の息子を自宅近くの保育園に預け、フルタイムで働いています。育児休業を1年とり、復職しましたが、断乳はしませんでした。理由は息子がおっぱい大好きっ子で、保育園に長時間過ごすという生活を考えると、精神安定剤、母親との一番わかり易いスキンシップであるおっぱいをとり上げてしまいたくなかったからです。
もちろん、フルタイムで働いていて、夜中に何度も起こされるのは大変辛いものです。でも、断乳するならもっと早めにするべきでしょう。1歳過ぎで、物事がよくわかるようになってきたけれど、こちらの言うことを話してわからせることのできない一番やっかいな時期。しかも、保育園に預けていて子どもとふれあう時間が短い。となると、ここまで断乳せずにきてしまった親の責任として、今の時点での断乳は無理。子どもの気がすむまで、親の気力の続く限り、おっぱいを楽しませてやろう、というのが私の今の気持ちです。
私は体力に自信のあるほうですし、おっぱい育児も根のいいかげんさが幸いして、成功してきたところもあるので、こうすればいい、というアドバイスはできませんが、こんな風に断乳せずに頑張ってきる仲間がいる、ということを心の片隅にとどめておいて下さい。体力、気力の続く限り、もう少しいっしょに頑張ってみませんか?


神戸市垂水区 Nさん

私も、今3歳8ケ月の長男を8ケ月のとき保育所にいれ職場復帰し、また今11ケ月の次男を4月から預け、再復帰します。もちろん母乳は続けるつもりです。
長男の育休開けで復帰した当初は、朝出かける直前に飲ませ、帰宅後は着替えもそこそこに飲ませ、寝るときは添い寝で飲ませ、寝ついてから家事をする生活でした。夜、何度も起こされ、辛い時期もありましたが、1才の誕生日頃から、だんだんとおっぱいの回数が減り、夜寝る前もおっぱいなしで、手をつないで寝るようになり、卒乳については、あまり苦労しなかったように思います。
仕事をし、限られた時間で家事をすることは体力的にも大変だし、体が疲れると精神的ストレスも増し、そんなとき子どもにぐずられるとたまらなくなります。よく、子どもの寝顔に「ゴメンネ」と謝っていたものです。でも、あとになって思い出すのは、やはり苦労より、おっぱいを吸っている子を抱きしめていた感覚です。
いかに家事の時間を短縮するか! 私がよかったと思うこと。
@食器洗浄器!(これはわが家で今もっとも活躍している電化製品)
A保育所に行っていると、布おむつの洗濯がけっこう大変なのですが、洗い終わった後、5分ほど乾燥器にかけると、しわを伸ばす手間がなくサッサと干せます。
Bとにかくおかずを多めに作り、少しでもあまると冷凍する。いざというとき、品数だけは助かります。
C次の日の夕食は前の晩に作っていて、帰宅後は温める程度(そのほうが、「あー急がなくちゃ」のプレッシャーが少ないのです)。


神戸市須磨区 Mさん

仕事をしているからこそ、自然卒乳を目指したいと思います。昼間十分愛情を与えてあげられないからこそ、夜に愛情を与えてあげたい。仕事で実家に預けていて、私が迎えに行くと、とたんにクズついたり甘えて離れなくなります。おっぱいも欲しがります。子どもながらに我慢しているのでしょうね。そんな娘の姿を見ているからこそ、私もいろんなことに頑張っていられます。
頑張ってもしんどいとき、イライラしたときには、子どもに我慢させ、夫に抱いてもらってもいいのではないでしょうか。自分ひとりで頑張るのは精神的にも疲れます。私は、そういう母も気持ちを子どもはわかってくれると信じています。おっぱいを欲しがるときの顔、乳首を吸っているとき、飲み終わったときの満たされた最高の笑顔をずっと見ていたいものです。肩の力を抜いて、子どもといっしょに自然卒乳目指して、頑張ってみませんか。時間が解決してくれることも多いと思いますよ。


(c)たるみおっぱいサークル“わっはっは”96年52号


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