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産着「日本の赤ちゃんは着物を着ている」

日本人は、着物なんかとっくに忘れてしまって、今や着物は文化遺産、民族衣装になってしまっている。にもかかわらず、生まれたばかりの赤ちゃんは、病院でもほとんどが着物に袖を通される。日本人、一番最初に着るものは「キモノ」なのだ。

1996 きくちさかえ


日本人は、着物なんかとっくに忘れてしまって、今や着物は文化遺産、民族衣装になってしまっている。にもかかわらず、生まれたばかりの赤ちゃんは、病院でもほとんどが着物に袖を通される。日本人、一番最初に着るものは「キモノ」なのだ。

新生児が着る「キモノ」はガーゼ地の上着と長着なのだけれど、2〜3日たつと、麻の葉模様の長着物に代わる。麻の葉の着物は虫除けと言われ、女の子は赤、男の子は青か黄。昔は、幾何学模様の刺繍が入っていたものだが、現代ではさすがにプリントになっている。

麻は、もともと災いを防ぐ魔除けと言われている。麻は神社でもよく使われている。神事で神主が、わっさわっさと振って清める棒の先についているのが麻なのだ。おはらい用というわけ。


もうひとつ、この麻の幾何学模様は、ヒーリングショップなどに置かれている“宇宙とつながる図形”に非常によく似ている。ヒーリング図形は、ピラミッドとか、ユダヤ教の図形とかいろいろあるそうなのだが、その中にこの麻の葉の着物の柄にとてもよく似ているものがあるのだそうだ。赤ちゃんのための着物の柄というより、神事で魔除けに使われていた麻を、生まれたばかりの赤ちゃんの命を守ろうとするために使ったのだろう。

日本に生まれた子は、せめて生まれたばかりのときくらい着物を着せたい。病院でも、最近着物を廃して洋服に代えるところがでてきたというが、「日本人は着物を着なきゃあいかん!」

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