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生まれたら、もう即始まるのが、おっぱいのこと。産後すぐ、赤ちゃんを抱いておっぱいを含ませてくれる施設もありますが、これはほとんどの病院では、むずかしいかも。
出産した当日や次の日くらいは、お母さんのおっぱいは、『出る』といっても初乳がほんの少しにじむ程度。それでも、この初乳が、赤ちゃんにとっては大切なシロモノなのです。初乳には、赤ちゃんに必要な免疫が含まれていて、それによって赤ちゃんは生後6ケ月ほど、病気から守られることになります(実際は、その期間でも風邪をひく子もいることはいますが)。
そして、おっぱいを吸わせることは、赤ちゃんだけでなく、母親にとっても大切なことなのです。実は乳首と子宮は、つながっていて(密接な関係にあって)、乳首を赤ちゃんに吸ってもらうことによって、子宮に刺激を与え、産後小さく縮む子宮の収縮をうながしてくれます。

さて、初乳をちょびちょびと吸わせているあいだに、生後2〜3日目くらいから、母乳も少しづつ出てくるようになります。生まれてくれば、「赤ちゃんはおっぱいを吸うもの」「母親のおっぱいは出るもの」と思うかもしれませんが、これが、やはりそう一筋縄ではいきません。
体重もたっぷりで、元気のいいガッツな子であれば、最初からガッツキで、ゴクンゴクンとおっぱいを飲んでくれるかもしれませんが、小さい子や、のんびりした子、あまり食欲のない子、あるいは母親の乳首の形によっても、なかなか吸いつきにくかったりします。

アメリカでは、「授乳を始めるのは、ふたりでダンスを習うようなもの」という言葉もあります。母親も赤ちゃんも授乳は始めて、ふたりで毎日いっしょに練習しないと、うまくなれないということです。始めのうち、赤ちゃんは、寝てしまいがちなので、ちょっと起こしても飲ませたほうがいいかも。
ずっと、母子同室の場合には、泣いたら抱いて飲ませます。母乳の場合は、3時間おきとか、何ccとか、時間や量にこだわることなく赤ちゃんが好きな時間に好きなだけ飲ませてあげられるのが魅力。しかし、赤ちゃんの吸い付きが慣れるまでは、根気よく、練習が必要かもしれません。 乳首の形が中にへこんでいる偏平乳首の人は妊娠中から乳首をつまんで、ひっぱりだしておきましょう。
始めのうちは、母親の抱き方が慣れないために、赤ちゃんが飲みにくいということもあります。普通に抱いているのが、疲れるようなら、赤ちゃんのからだを横の姿勢から縦にしてみる。あるいは、赤ちゃんを母親の脇にフットボールのように抱える方法もあります。赤ちゃんは、胸の前で横向きに抱くだけが抱き方じゃありません。

赤ちゃんの頭を前にして、脇にかかえて、足を母親の背中の方へ。赤ちゃんの下に枕かクッションを置くといいでしょう。そして右に抱えたら、右のおっぱいを、左に抱えたら、左のおっぱいをあげます。
乳首も長く吸われていると、切れて血が出てきたりしますし、表面の皮がむけてしまうこともあります。そんなときには、赤ちゃんの吸い付く角度を変えてあげると、痛みも少なくなるかもしれません。角度を変えること、すなわち、抱き方を変えればいいわけです。

おっぱいのトラブル(出にくい、赤ちゃんが吸わない、出過ぎてはるなど)は、助産婦が専門家です。産婦人科の医師はほとんどわからないと思ったほうがいい。産後のことは、何かと助産婦の聞くのが一番です。出産した施設に助産婦がいない場合や、母乳外来がない場合には、地域におっぱい専門の助産婦が必ずいるはずです。

babycomの助産婦のページや、各地の日本助産婦会に問い合わせてみて下さい。
日本助産婦会 03-3262-9910
日本助産婦会では、全国助産婦マップも発行しています。

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