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電磁波TOP
家の中の電磁波TOP


生活を便利に、楽しく変えてくれる家電が、知らず知らずに私たちの健康をむしばんでいるとしたら?
そんなことが、今、家電から放出されている「電磁波」の健康への影響がささやかれ、徐々に注目を集めるようになってきました。私たち大人はもちろん、発達途中にある子どもたちへの影響も大きいと思わないではいられません。家庭に溢れる家電製品の「電磁波」について、どんなことに気をつけて、どんな対策をとればいいのでしょうか?上田さんにお話をききました。

「家の中にも電磁波がいっぱい?」教えて上田さん
「この家電のここに注意!&こんな対策!」



「電磁波を計ってみよう」その1 家の中の電磁波レベル

普段わたしたちは、家の中でどのぐらいの電磁波を浴びながら生活しているのでしょうか?妊娠中や子育て真っ盛りのbabycomユーザーにとって、やはり一番気になるところ。そこで、市民科学研究室とbabycomでは、埼玉県野田市にお住まいのIさんご一家にご協力をいただき、実際に家の中の電磁波を計ってみることにしました。
Iさんご一家は、ご夫婦とお子さん4人の6人家族。今年7月に新築したばかりのお宅は、太陽エネルギーの自家発電を備えたオール電化住宅です。システムキッチンには今話題のIH調理器も。 今回は宅内にある20種類の家電製品の電磁界強度を計ってきました。

今回使った計測機器
低周波の測定には、「EFA-300」という計測器を使用しました。(写真上)
今回は磁界の大きさを測りました(別の家電製品を用いて電界を測った時の値は次回に紹介します)。この他に低周波の磁界の測定には「ガウスメーター」も併用。掲載データは「EFA-300」の計測値です。

また、電子レンジなどの高周波の測定には、100k〜3GHzの周波数帯を測定できる「EMR-300」という機器を使用。6分間計測してその間の平均値と最大値を表示することができます。棒の先についたオレンジ色の球体が測定するためのプローブ。(写真下)
計測した値は、低周波の磁界の大ききをミリガウス(mG)、高周波の電力束密度(電界と磁界をあわせた電磁波の強さ)をマイクロワットパー平方センチ(μW/C)で表しています。




Iさん宅のバックグラウンドの電磁波は?
 *測定の対象を除いた環境中に存在する電磁波
 ・リビングルーム :0.2mG
 ・ダイニングルーム:0.2mG
 ・キッチン    :0.3mG

ブレイカーのスイッチを切り電気の通ってない状態にしてバックグラウンドの電磁波レベルを計測しました。
火曜日の午前11時、Iさん宅のバックグラウンド磁界は、リビングルームとダイニングルームの中央でそれぞれ0.2ミリガウス、キッチン中央で0.3ミリガウスを計測。ブレイカーを切っても外の電線からブレイカーまでは電気が流れているので、家の中には電磁波が存在しているのです。また、家から150mほど離れたところに送電線があり、その影響も出ているかもしれません。




キッチン
キッチンには電子レンジや冷蔵庫など強い電磁波を出している家電がたくさんあります。
データを参考に、使い方や使用時間などの工夫をしてみてはいかが。




電子レンジ:
 使用中、正面から30cm離れたところで計測
 磁界:39mG
 高周波電力束密度(*マイクロ波):
  最大値 6.7μW/C、平均値 1.8μW/C

電界については安全基準が設けられていますが、磁界については何の規制もないのが現状。やはり使用中30センチ離れたところで39ミリガウスと一般の家電に比べ強い磁界が出ていました。側面や後面からはより強い磁界が出ているとのデータもあります。

IHクッキングヒーター:磁界
 (ビルトインタイプ)
 2.5kwのコンロ1個、中火で使用
 ・正面から5cm:24.0mG
 ・正面から25cm:8.6mG
 ・コンロ真上から30cm:24.0mG

 2.5kwのコンロ2個、中火で使用
 ・正面から5cm:47.0mG

IHクッキングヒーターは、ピーク時の周波数が20キロヘルツという高めの周波数を使っています。
2.5kwのコンロ1個を使って正面から5センチ離れたところで24.0ミリガウス、25センチ離れてもまだ8.7ミリガウスを計測。弱火、強火など火加減での差はほとんどありませんでした。 また、2.5kwのコンロを2個使用の場合は、5センチ離れたところで47.0ミリガウスと磁界は約2倍の強さに。使用するコンロの数に比例して磁界は強くなるので、全部のコンロを使用すると相当強い電磁波に晒されることになります。特にコンロの上部は距離が離れても強いので、調理中はくれぐれも鍋の中を頻繁にのぞかないよう注意したいものです。

冷蔵庫:
 ・高さ90cm、正面接近:0.4mG
 ・高さ90cm、側面接近90cm:0.6mG
 ・高さ170cm、側面電源近く:3.6mG


正面よりも側面から強い磁界が出ていました。特に電源近くでは正面の10倍近い、3.6ミリガウスの磁界を計測。
冷蔵庫の横に立ったまま長い時間調理するようなことは避けたいもの。一般的に冷蔵庫は後面の電磁波が強いといわれています。

炊飯器:
 ・炊飯時、正面から30cm:8.5mG




リビング&ダイニングルームの家電
小さな子どもなら一日の大半を過ごすリビング・ダイニングルーム。
コンセントを抜いたり、使わない電気製品は片付けて安全な場所を確保したい。




テレビ(25インチ、ブラウン管タイプ):
 ・正面から60cm:1.6mG
 ・正面から1m:0.7mG
 ・側面から20cm:12mG
 ・後面から15cm:20.5mG


テレビは、家電製品の中でも高い電磁波発生源のひとつといわれていますが、側面や後面からかなり強い磁界が出ていることが確認できました。特に後から15センチのところでは20.5ミリガウスという強い値。つまり壁をはさんで隣の部屋にベットがある場合など、睡眠中に20.5ミリガウスの電磁波を被曝していることになります。やはり、使用しない時はコンセントを抜いておきたいものです。

ビデオ:
 ・正面から10cm 電源OFF:9.7mG
 ・正面から10cm 電源ON(再生中):11.5mG


待機電力のせいで、電源がOFFでも使用中と同程度の強い電磁波を出していました。使用しない時はコンセントを抜いておいた方が無難です。

テレビゲーム
 ・手元接近:1.0mG
 ・本体上面接近:3.0mG


ゲーム機の手元付近で1.0ミリガウス計測。そんなに強くないと感じられるかもしれませんがゲームに熱中すると自然とTV画面に近付いてしまうもの。テレビ、本体と併せると4.7ミリガウスになり、かなりの量を浴びることになります。

パソコン(ノートブック型)
 ・画面から30cm:0.3〜0.4mG


エアコン(天井埋込み型/インバーター)
 ・60cm:0.5mG
 ・接近:1.2mG

エアコンは、テレビ同様広い範囲に磁界がおよぶといわれている家電のひとつ。今回は冷房中を計りましたが、暖房中に強い磁界が出ているという計測結果(ガウスネット)もあります。壁式タイプのものも計測値はだいたい同じ結果でした。

天井照明器具(蛍光灯/インバーター):
 ・真下/距離60cm:0.3mG


離れて使うので、電気スタンドほど心配はないようです。

*インバーター付電気スタンドは、同じインバーター蛍光灯でも天井照明とちがい、使用距離が短いことが問題になっています。

こたつ:
 ・ヒター部分の真下:82.0mG


強に設定し内部のヒーターの真下で82.0ミリガウスという強い磁界を計測しました。磁界は遮蔽できないので、テーブルの上に強い磁界が出ていることになります。うつ伏せになってのうたた寝は避けたいもの。

扇風機
 ・正面50cm:0.3〜0.4mG
 ・後接近:85.0mG


後のモーター部分から正面の160倍、85.0ミリガウスという強い値を計測。首振りで使うので、涼しい風といっしょに強い電磁波を浴びることに。夏場、赤ちゃんのお昼寝に使用する時はできるだけ離して。

電話器(親機とアダプター)
 ・親機:正面30cm:6.5mG
 ・ダプター接近:125.0mG

アダプターから125ミリガウスという強い磁界が出ていました。電話器に限らず、アダプター設置場所には注意したいもの。



洗面所の家電


全自動洗濯機:
 ・使用時正面接近:
  磁界:1.5mG
  高周波電界:最大値 17.5V/m、平均値 14.6V/m
  電力束密度:
   最大値 81.3μW/C、平均値 56.6μW/C
 ・使用時側面接近:1.4mG
 ・使用時後面センター接近(モーター部)
  :26.3mG

運転時、モーター付近からは26.3ミリガウスの強い磁界が出ていました。インバーター内臓の商品は音が静かになりますが、電磁波も強くなります。
運転中は近寄らない方が無難。

ヘアードライヤー:
 ・使用時前部接近:7.0mG
 ・使用時後部接近:9.0mG

モーターが内臓されているグリップ部分の磁界が強い。タオルドライを徹底するなど使用時間を短くする方法を。

シェーバー:
 ・使用時あご接近:1.9mG
 ・使用時手元接近:8.0mG

ヘアードライヤーと同じようにモーターのある手元部分から強い磁界が出ていました。ピーク時590キロヘルツの製品。



その他の気になる電気製品


掃除機:強で使用
 ・手元接近:1.0mG
 ・本体前面足下接近:31.5mG
 ・本体後面接近:140.0mG


本体の後部からは、弱で110ミリガウス、強で140ミリガウスという今回計測した家電の中で最も強い値を計測。やはり妊娠中、子育て中の方はなるべく使う回数を減らす方が無難。





 ・ダイニングルーム:0.3mG
 ・リビングルーム :0.3mG

最後に、Iさんが普段生活している状態で部屋の中の電磁波を計ってみました。
エアコン(冷房)、テレビ、天井照明、冷蔵庫、電話機を使っている状態で各部屋の中央で計測。それぞれバックグラウンドより0.1ミリガウス上昇しました。何もしなくても常時0.3ミリガウスの電磁波を浴びて生活していることになります。

わたしたちは普通に生活するだけで、いったいどのくらいの電磁波を浴びることになるのでしょうか?
計測を終えてさらに疑問が深まりました。


家の中にも電磁波がいっぱい? | この家電のここに注意!&こんな対策


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