

デパートの家具売り場で目の痛みや頭痛を感じるという人がいます。それらはシックハウス症候群とよく似た症状。それもそのはず。それらの新しい家具からは、新築の建材と同じ、塗料や接着剤などの薬剤が揮発しているからです。
「木製家具の場合、合板を使っているものは接着剤などの化学物質が使われています。化学物質の発生源となりにくい家具を選ぶポイントとしては、無垢の木を使っているもの、あまり臭いのしないものを購入することです。また、ホルムアルデヒドは水溶性なので、家具が届いたら水で絞った雑巾でしっかりと拭くといいですよ。 食器棚などなら、水をいれたコップをしばらく入れておくと、ホルムアルデヒドが水に溶け込むので早く臭いがぬけます」と林さん。 また、最近ではホルムアルデヒドを吸着するワックスもあるので、そういった製品で家具を手入れするのもひとつの手だとか。

暑くなってくるこれからの季節、家のなかに害虫も多くなってきて、使う機会が増えるのが殺虫剤。スプレー式のものや蚊取り線香、燻煙式など、誰もが気軽に使っているものですが、使った後にも室内に成分が残留し続けることがわかっています。クーラーをつけて閉め切った室内で使用した場合、換気も十分に行われないまま、高濃度の化学物質にさらされることに。殺虫剤の使用をきっかけに、シックハウスの症状が現れる例も少なくありません。
「できる限り薬品を使わない方向で害虫対策を考えたほうがいいでしょう。そのためには虫を発生させないこと、入れないことです。水回りやゴミ回りはこまめに整理、掃除して清潔を保つようにするだけで違うでしょう」と林さん。
どうしても使う場合は必要最小限に留めること。蚊取り線香は部屋を閉め切って人が入らないように使い、その後には十分に換気を。また、食べ物や食器に付着させないよう、注意をすることが必要です。スプレー式を使った後も同じように十分に換気を。吹き付けたところは雑巾でしっかり拭き掃除をしておきましょう。
また、盲点なのが購入したての衣服。防虫や抗菌、防臭などのために様々な物質で処理されているため、化学物質の発生源となりやすいのです。着る前には必ず一度洗濯を。
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●取材協力&情報提供

積水化学工業(株)住宅カンパニー
林 哲也さん
関連情報:
住まいの空気環境についてもっと 考よう「空気工房」HP

基本コンテンツ

1.子育て環境とアレルギー


2.子どもとハウスダスト

3.シックハウスって何?
4.私たちができる シックハウス対策
5.子育てにやさしい家を考える

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