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子どものための快適空気環境 4.結露とカビ対策



結露とカビ
結露とカビの対策について

梅雨や台風の時期が近づくと、空気がジメジメとしている上に、家の中に洗濯物を干すことも多くなってきます。

そうすると、気になるのが結露やカビです。
この季節の迷惑な風物詩であるこれらの不快な現象を、少しでも減らして気持ちよく暮らせる対策はあるのでしょうか?セキスイハイムの林さんにお話を伺いました。


 湿度は60%以下に調整、これでカビもダニも繁殖ストップ

 風の通り道がある家

  リフォームで結露やカビを予防することはできるか?
  既存の住宅の場合の対策法は?





エコ的プラスワンレシピ-4

アロマオイルを使った防カビスプレー

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湿度60%以下に調整、これでカビもダニも繁殖ストップ

この時期、浴室だけでなく、窓のサッシや押し入れの中にもカビを見つけてびっくりすることがあります。
カビは放っておくとどんどん繁殖をし、胞子をまき散らしてくしゃみやせきなどのアレルギーの原因にもなることも。これらを防ぐ手立てはあるのでしょうか?

「カビの繁殖を防ぐには、ダニ対策と同じように湿度コントロールがポイントです。カビが好む温度は25〜30℃。湿度は75%。梅雨時だと室内の温度、湿度はこのレベルかそれ以上になります。しかも、この状態で換気無しの締め切りにしてしまうと、結露が起こり、さらにカビが繁殖する環境が整ってしまうことに。
ダニと同じように、カビは湿度を60%以下にすることで繁殖が防げます。天気のよい日なら窓を開けて風を通したり、雨の日は換気システムやエアコンなど空調設備を利用して湿度を調整するようにしましょう。ただし、エアコンの中がカビの住処になっている場合が。しばらく使っていないようならしっかり掃除をしてから運転するようにして下さい」

留守がちで室内を閉め切りにすることが多い家でも、帰宅後は各室の窓を開けてしばらくは換気を。また、壁や窓が結露をしていたらすぐに水滴を拭き取ることも忘れずに。


風の通り道

結露や室内のカビが特に発生しやすいのが、マンションなどの鉄筋コンクリート造の住宅。たいていのマンションは断熱が弱く、コンクリートの箱で自然に気密だけが高くなっています。

これらの気密性が高い住宅は、室内の水蒸気の逃げ場がないために、締め切りにすると非常に結露やカビが発生しやすいそう。


 取材協力&情報提供

  積水化学工業(株)住宅カンパニー


  林 哲也さん
  関連情報:
  住まいの空気環境についてもっと
  考よう「空気工房」HP



 基本コンテンツ

 1.子育て環境とアレルギー


 2.子どもとハウスダスト

 3.シックハウスって何?
 4.私たちができる
    シックハウス対策

 5.子育てにやさしい家を考える



書籍紹介&web Link

 ・関連書籍紹介

 ・関連Web紹介


「“高気密”には必ず“換気設備”をセットにしなければ健康な住宅とは言えません。計画的に外気と屋内の空気を入れ換えることで、湿度をコントロールして結露を防ぐことができます。
昨年7月、建築基準法が改正されて増改築、新築のマンション・戸建ての換気システムの設置が義務づけられるようになりました。これで湿度はコントロールされ、結露は起こりにくくなるでしょう。それ以前に建った気密だけがよく換気システムがない住宅での問題が大きいようです」

リフォームで結露やカビを予防することはできますか?
 そして具体的にはどんなリフォームをすればいいのでしょうか?

「工事や費用の面で簡単な順では、
1.石油・ガスのファンヒーター、ストーブからエアコン暖房に変える。
 石油・ガスは燃焼時に水蒸気を発生します。新しくエアコンを買うとなるとお金がかかりますが、
 この機会に省エネタイプに代えるというのも手かもしれません。

2.24時間換気設備をつける。各部屋ごとにつけるタイプがあります。

3.一番ひどい窓結露を抑えるために単版ガラスをペアガラスに変える。
 ガラスだけの変更もできます。もしくはサッシごと断熱タイプに変える。

4.家の断熱性能をあげる。結構大掛かりになりますが、これが一番効くでしょう。
 単純に断熱材を壁内に充填するだけだと、今度は壁の中で結露して構造材の耐久性を落とす危険があります。
 気密防湿工事も合わせてやる必要があり、高気密高断熱住宅施工の技術と経験がある工務店に頼む必要があります」

そのほかに、結露やカビが発生しにくい家にするためにはどんなことに気をつければいいのでしょうか?

「間取りのプランニングの段階でできることはいくつかあります。まずは、風の通り道をきちんとつくること。一室に2窓が理想です。もし窓がひとつしかないようでしたら、扇風機を回すだけでも空気の流れは大幅に違います。また、押し入れやクローゼットなどの収納は、できる限り外壁に面して造らないことです。外部の温度の影響を受けやすい場所では内部が結露しやすくなりますから。収納は部屋と部屋との間につくれば防音にもなりますよ」

既存の住宅の場合の対策法は?

「結露しやすい部分がいくつかあるので、その対策は最低限とっておきましょう。まず、湿度が上がりやすい収納内。ものを詰め込みすぎると、空気が滞留して結露の原因となります。空間に多少の余裕を持たせたり、内部にスノコを入れるだけで大分違います。特に北側など温度の低い場所にある収納は、カビが発生しやすいので要注意です」

ふすまの両端をそれぞれ5cm程開けておいたり、時々扇風機で収納内に風をおくるなども対策のひとつ。最近では収納用の小さな除湿器や除湿剤も発売されていますから、それらを利用するのもいいでしょう。

「盲点となりなすいのがタンスの裏側。特に、外壁側に置いている場合は裏側に結露、カビが発生しやすくなります。壁から2〜3cm離し、風の通り道をつくることを忘れずに」






アロマオイルを使った防カビスプレー

カビ取り剤は便利だけれども、その強力な効果を考えると、環境や赤ちゃんへの影響が気になります。なるべく使わないようにするためにも、カビを発生させない予防対策をしっかりとりたいもの。
 そこでおすすめしたいのが、アロマオイルを使った防カビスプレー。50Nの無水エタノールに抗真菌作用がある精油(レモングラス、シダーウッド、ティーツリー)を10滴加え、よく混ぜます。カビのエサとなるせっけんや垢などを掃除で落とし、よく乾燥させた後、カビの生えやすい場所によく振ってからスプレーしましょう。カビの予防になるうえ、爽やかな香りが楽しめます。


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