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妊娠中の食事 考え方とポイント

- 妊娠中とくに大切な栄養 -について


3.カルシウムの補給
&カルシウムを多く含む食品


日本人は、平均でみるかぎり、ほとんどの栄養素が充足されていますが、唯一カルシウムだけが、ぎりぎりの線をいっていますので、すぐに不足してしまいます。
欧米とくらべ、乳製品や牛乳を摂取する量が少ないためでしょうか。妊娠すると胎児に必要なカルシウムを母体からどんどん奪って使ってしまいますので、母体はカルシウムを補給しないと不足してしまいます。

カルシウムは大変吸収がわるいミネラルで灼く50%ぐらいしか吸収されません。
ビタミンD、牛乳に含まれている乳糖などが共存すると吸収を高めます。
魚介類、牛乳、豆類、野菜などから日常摂取していますが、妊娠中は胎児の発育に使われるカルシウム、授乳の準備として蓄積されるカルシウムをかんがえて、妊娠前のやく3倍(一日900mg)必要です。


カルシウムの吸収を高めるビタミンDは、魚肉に多く含まれていますが、牛、豚、鶏の肉や卵、乳製品には含まれていないか、非常にわずかです。しいたけ、きくらげには、体の中で日光にあたるとビタミンDになる成分があります。乾したしいたけ、乾したきくらげには、ビタミンDが沢山含まれています。最近は機械で乾燥したものが多いので、家庭でもう一度日光にあてるとビタミンDができます。


食品名

もめん豆腐
絹ごし豆腐
生揚げ
油揚げ
アーモンド
かぶの葉
こまつな
しゅんぎく
だいこんの葉
たたみいわし
ししゃも(生干し)
はぜつくだ煮
わかさぎつくだ煮
さくらえび(煮干し)
牛乳 (種々の牛乳平均)
プロセスチーズ
ナチュラルチーズ(種々の平均)


100gあたりのカryシウムmg

120
150
240
300
230
250
170
120
260
970
360
1,200
970
1,500
120
830
650


カルシウム不足の時は同時にマグネシウムを補給することが望ましいです。マグネシウムは野菜、穀類、海藻類に多く含まれています。

妊娠中の食事 考え方とポイント

1.貧血の予防&貧血予防の献立のヒント

2.赤ちゃんの先天異常「二分せきつい症」の予防

3.カルシウムの補給、カルシウムを多く含む食品

4.肥満予防のために


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