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子育ての経済学/基礎編
マタニティ用品・育児用品はどれくらいかかる?

..........1.マタニティウエアやインナーにかかる費用
..........2.育児準備用品は、どのくらい必要?
..........3.「背に腹は代えられない」こともたくさん



出産準備というと、まず思い浮かぶのが、マタニティウエアやインナーの類い。経験者の意見を聞くと、アウターのほうは「友人から借りた」「夫のトレーナーやTシャツで間に合わせた」「手持ちの服をうまく利用した」など、案外節約派が多い様子。どうしても必要なものは、デパートのマタニティバーゲン(育児用品や子供服のバーゲンと同時開催される場合が多いので、要チェック)などで手に入れるようにすれば、2〜5万円程度ですませることもできます。ただ、通勤着としてスーツなどが必要な人は、やはり1着数万円はするため、もう少し費用がかかりそうです。

また、どうせ買うなら、出産後も着られるように、マタニティウエアではなく、ちょっと大きめの普通服にするのもいいアイデア。ただ、「おなかの辺ばかりが汚れて、結局着られなかった」という意見もありますので、あまり高いものは買わないほうが無難かも。
もちろん、妊婦でいられるのは、そう長い期間ではありません。せっかくなので、おもいっきり妊婦っぽいファッションを楽しんでしまうというのも、ひとつの方法でしょう。

なお、ヒールが低い靴は、育児期の必需品でもあります。歩きやすく、着脱が簡単な靴だったら、ちょっと奮発しても後悔しないはず。
インナーのほうは、妊娠中の体を守るために、やはりどうしても必要なものが出てきます。乳腺の発達を妨げない専用のブラジャーが約¥3,000〜10,000、ガードルまたは腹帯が約¥2,000〜¥7,000、このほか、ショーツ、ストッキングなどを合わせると、やはりそれなりにかかってしまいます。こちらも、バーゲンをうまく利用すれば、少し節約できるかも。


育児準備用品は、つぎ込めばキリがないというのが実情。でも、産後1ヶ月しか使わないものや、先のものまで用意しすぎて、サイズが合わずに結局使わずじまいというものも出てきます。お下がりやレンタル用品を賢く利用して、最低限のものだけ買っておくのがいいようです。

外出がままならない産後1ヶ月の間に使うものは、新生児用の肌着と服、ベビーベッドまたは布団、ベビーバス、衛生用品(オムツ、哺乳瓶、綿棒、石鹸等)など。肌着や服は、すぐ小さくなってしまいますし、産まれたときの大きさによってはサイズが合わない場合もありますので、お下がりはもらっておいたほうがお得。何度か水通しされた肌着は、新品より着心地もいいものです。

ベビーバスやベッド、ラックなどは、とりあえずレンタルして、その後も必要なら購入するという手もあります。また、退院時に車を利用する人は、ベビーシートが必要(平成12年4月から法制化されます)。これも、まずはレンタルで使い勝手を確かめてみるのがいいかもしれません。


マタニティウエアや育児用品は、工夫次第で節約もできますが、妊娠中は何かと出費が多いもの。
たとえば、妊娠初期に外出先で体調が悪くなったときなど、タクシーを使うほうが安心でしょうし、腰痛や便秘などのマイナートラブル改善のために、整体やマッサージに通い、これがけっこうな出費になったという人もいます。

マタニティライフを快適に過ごすためには、背に腹は代えられないことも多いということを考えに入れて、お財布にはちょっと多めの現金を用意しておいたほうがいいようです。


妊娠・出産、母乳ワード101妊娠・出産・産後ワード101
知っておきたい!安産と楽しいマタニティライフに役立つ妊娠・出産用語集。



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