不妊医療を受けることを自然に受けとめたい
M・Mさん、和歌山
現在、10ヶ月になる男の子の母親です。
半年間の不妊治療の末、授かった子供です。結婚して2年が過ぎ、妊娠ってこんなに出来にくいものかと思ったのと、主人の父の病気が芳しくなく早く孫の顔を見てもらいたいとの思いから産婦人科に通うことになりました。結果としては夫婦二人とも不具合も無く、比較的早いうちに妊娠することが出来ましたし、おかげで舅にも元気な孫の姿を見てもらうことが出来ました。(舅は出産から2ヶ月も経たないうちに亡くなりました)
もし、あのまま病院に通うことが無くても、いずれ妊娠出来ていたかもしれません。でも、出来るだけ早く欲しいという気持ちがあったからそうしました。それは正解だったと思うし、今回の妊娠は病院に通ったおかげだと思っています。私は病院に通ったことを積極的に人に話しています。病院に通って治療を受けることを、特別なことだと考えたくなかったからです。治療期間が長引くと大変なことやつらいことがあると聞きます。実際、私の友達も治療のつらさからあきらめた人もいます。
でも、なかには病院に通うことすら二の足を踏んでいる人もいます。そういうことはとてもデリケートなことだし、決めるのは個人の自由であるから仕方ないことですが、私は相談を受けると「とにかく行ってみれば」と勧めています。子供が欲しいから医療に助けてもらう、そのことがもっと自然で楽なことになればと思っています。