高齢出産アンケート 結果報告
babycomアンケート「高齢出産」について
寄せられたご意見

実施:babycom
実施期間:1999年11月〜12月
babycom掲載:2000年1月 2006年4月再編集



1.出産年齢   :36歳
2.出産した場所 :総合病院
3.分娩方法   :自然分娩
4.分娩時間   :8時間


5.高齢出産を選んだ理由は?

第1子は、28歳の時に産みました。がその後子供に恵まれることなく、年をとってしまいました。でも、もうひとりはほしいとずっと思っていました。特に上の子供は兄弟がほしいとつねに言っていて35で妊娠がわかった時にも、何も迷うことなく産むことを家族で決めました。もともと、太っているので糖尿病になっていることもわかり、病院でも「どうするか、良く考えてきなさい」といわれましたが、せっかくできた新しい命を主人も子供もどうするかなんて考えられませんでした。

6.高齢出産をしてよかったと思いますか。またその理由は?
よかったと思う。
第2子はもう、1歳9ヶ月になり毎日元気に走り回っています。9年前の子育てと違い、肉体的にきついものもありますが、あたたかい目で弟をいつも見ていてくれるお兄ちゃんがいて私も助けてもらっています。この年の離れた兄弟を見ていると、本当に幸せな気持にさせてもらえます。病院で産まれそうだと連絡があった時、産まれるまで待合室でお父さんと待っていてくれた、お兄ちゃん。初めて弟と対面したときの気持は一生忘れられない出来事となったに違いないでしょう。その感動の気持があるから弟を大切に思ってくれていると思います。これは、年の近い兄弟にはないことでしょう。

7.高齢出産の医学的なリスクをどんなふうに受け止めていましたか。
結局、毎日朝晩とインシュリンをうちながらお産に挑みました。糖尿外来の先生と産科の先生が無事子供を産ませてくれました。お産後も子宮の収縮が悪く、大変な思いもしました。できたら、やはり若いうちに産みたかったですね。

8.妊娠中、陣痛時、分娩時、産褥期それぞれにおいて、年齢を意識することがありましたか。またそれはどんなことですか。
お産自体は軽いほうだったような気がします。とくにつらいことはありませんでした。自分で注射するのが一番つらかったし、他のことはたいして苦になりませんでした。しいて言えば、通勤電車がつらくてよく仕事を休みました。

9.これからの子育てについて、高齢であることの不安はありますか。不安があれば具体的にお書きください。
主人も44歳で私も38歳になりました。小さい子供がいるといつまでも元気でがんばらなくてはと思うのですが、体力の衰えに自信をなくしています。

10.第二子について、どのように考えていますか。
本当に産んでよかったと思う。お兄ちゃんのためにも

11.高齢出産を選択しようとしている人たちへのメッセージがあればお書きください。

子育てはひとりでするものではありません。特に高齢だと、まわりの人も気にかけてくれます。まわりにどんどん甘えて、環境が許してくれるなら出産はするべきと思います。女に生まれて、お産を体験しないのはもったいないという気がします。
今は、いい先生もいらっしゃるのでよく、調べた上でいいお産をして下さい。雅子様ももしかしたら御懐妊のようです。喜ばしいことですね。頑張っていただきたいと思います。



妊娠・出産、母乳ワード101妊娠・出産・産後ワード101
安産と楽しいマタニティライフに役立つ101用語を解説しました。
監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長


babycom おすすめ記事
babycom PC Site
妊娠・出産-babycomあたたかいお産と子育て
お産は子育ての出発点。産む人と生まれてくる人が尊重される「あたたかいお産」の環境ついて考える、産婦人科医のコラム。



TOP▲