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身体をつくる時期だからこそ考えたい。

育児と食べ物


 ナビゲーター:白井清太 プロフィールと意見



念願の父親になり、そして離乳食の時期に入ったころ、今は息子の身体をつくる大切な時期だということに気づき、積極的に父親の視点から育児に参加しています。とは言っても、生薬や無農薬農産物を扱う職業柄、こと食べ物に関してですが。

息子のための食べ物を考える、・・・これは自分たちの食生活も見直すいい機会になりました。 そして、妊娠・出産期、乳・幼児期の身体づくりと密接に関る食生活においては、素材の品質に格別の注意がはらわれてもよいのではないかと考えています。
乱暴ですが息子を実験台にして気づいたことや、職業を通して知りあった品質にこだわる頑固な生産者や農産物などをこの場を借りて伝えたいと思っています。
食生活を考えるひとつのヒントとなればと思っています。

■父親から見た育児そして食べ物
 離乳食/男親の冒険、ボーロのカケラ
 骨を太くする?、ヒエご飯

■食べ物、気になるこんなこと
 ちょっと気になる遺伝子組換え食品
遺伝子組み替え技術とは
ある生物の遺伝情報に、他の生物の遺伝情報を組み合わせること。いいかえれば、いきものの設計図に、ほかのいきものの設計図を切り貼りして、自然界では起こり得ない組み合わせをも可能ならしめる技術。お察しのとおり、またも技術が倫理評価を飛び越してしまった観があります。


男親の冒険、ボーロのカケラ

タカヒロが満7ヶ月となりました。ますます面白くなってきました。
中でも離乳食。母親はわざわざ潰したり、乳っ気をもたせた世にも薄気味の悪いモノを与えています。一所懸命だし、そういう時期なのかもしれないけど、母親に大部分正統的な方法でフォローされているときだからこそ、男親としては冒険してみたいのです。
たとえば、ボーロのカケラ(1個では大きすぎ、糖分も多すぎるため)を、口中に押しこんでやります。(口唇にひっかけるように置いてくるかんじ)。まだ、固形物では渋面をつくるけど、みる間に口中でゲル化するとみえて、面相がゆるんでくるところが見ものです。
考えてみると、昔はチャブ台に並んだ料理をみつくろって、“どうかな”とか言いながら、様子を見つつ与えていたことでしょう。一杯気嫌の父親がツマミのスルメをちょっと噛んでから手にもたせたりしていたことでしょう。私も喉を突かない程度に先を軟くして(麺棒で叩くなど)与えて見ようを思っています。私もおやじにそうやって育てられてきた一人ですから。
天然の旨味を、人生の最もプリミティブなときに体験させ、日本の味の原体験としてメモリーの底に沈ませておきたいのです。おまけに歯固めの効果を期待しては欲張りでしょうか。しがむことで、あごの強い子になれば、意志力が強くなることも間違いなし!?
噛むことは脳の発達にも影響があると耳にしたことがあります。やはり私は欲張りな父親ですね。


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