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アメリカでの不妊治療について まくら  -- 2006/07/21 ..
はじめまして。まくらといいます。唐突ですみませんが知っている方がいらしたら教えてください。私は来月主人の転勤でアメリカに行く事になっているのですが、結婚してから一度妊娠したものの繋留流産し、その後一年子どもができなかったので病院に行ったところ私のホルモンのバランスが悪い事などが分かりました。更に人工授精でないと難しいと言われました。不妊治療には転勤の都合で一月ほどしか通えませんでした。毎月きていた月経も最近になって不順になってしまい、アメリカで治療が必要になると思うのですが、言葉の問題やお金の問題など、日本のようには治療ができないかと思うと、子どもはあきらめなくてはいけないのかもと悪いほうにしか考えられず、悩んでいます。ちなみに私が行く転勤先はケンタッキー州です。年齢は28歳です。短くても3年はアメリカなので、戻ってきたら年齢的にも焦りを感じるし今でも原因不明の腹痛や腰が痛くて出血するので、アメリカにいる間も治療したいと思っています。私だけでは詳しい情報が集められず困っています。1サイクルにかかる治療はいくらなど、分かる方がいれば教えてください。


みなさんの優しさに感謝です   まくら
re;アメリカでの不妊治療について   ロータス
こんな感じです   ぴんぐ




 

   >>> みなさんの優しさに感謝です まくら   -- 2006/07/21..
 
お返事本当に本当にありがとうございました。こういったサイトには初めて参加させてもらったので、正直、どんな返事が返ってくるのかビクビクしてたんです。私は、2年ほど前に結婚して、仕事を続けながら自然と妊娠したので、流産するまでは当たり前のように赤ちゃんを産めると思っていました。当時勤めていた会社は主人と同じ勤め先だったので、流産も知られてしまったし、仕事を辞めた今でも、主人の会社の人は全員面識がある人なので、不妊の事を言えないままなんです。主人は何も言わないのですが、会社の人に子どもはまだなのか?と聞かれるとはちらっと言ってました。事情を話してない人からは社交辞令のような感じで子どもは?と聞かれる事も多くて、顔で笑って心では泣いてという感じでした。
でもくよくよしてても8月のあたまにはケンタッキー州の方に行かないといけないわけで頑張らなくては!
医者からは自然に妊娠は難しいと言われ、女性としても妻としても、世間的にみても役割を果たせていないような気がしてネガチィブな考えにどっぷりつかっていましたが、単純にみなさんの励ましに勇気づけられて、頑張りたいと思えるようになりました。
一応、海外赴任期間は3年〜5年で日本には主人とそろって帰ってこれるのは1、2回(それも数日しか休みなし)と言われているので日本で治療はできないので、向こうで子どもができないと、あっという間に不妊期間がのびるので焦りも感じ、ひたすら日本で治療できる人がうらやましかったです。お金の問題や言葉の問題もたいへんだとは思いますが、みなさんからいただいたアドバイスはムダにはしません!!見も知らず私のために丁寧なお返事ありがとうございました。これからは、くじけそうになったら、このメールを見て頑張ります。本当にありがとうございました。
 





   >>> re;アメリカでの不妊治療について ロータス   -- 2006/07/20..
 
 ご主人の加入する保険によって(同じ保険でも州ごとに規律が違いますが‥‥)、治療がカバーされたりされなかったり、すると思います。
人工受精だとカバーする保険が結構あるようですが、私のは人工授精も自腹でした。
治療代は各病院のプランによって違いがありますが、だいたい$10000前後(薬代別途)だと思います。
もしくは$25000で3〜4回まで治療できます、というプランの病院もあります。
(この場合、一回目で成功しても上記の値段という事です)
支払いはローン払いも出来るはずです。
言葉の問題は、私もさほど英語が出来る訳ではありませんが、だいたい出てくる単語は同じなので、覚えてしまえばどうにかなりました。

私が通っていた病院だけかもしれないですが、アメリカの体外受精って、数打ちゃ当たるじゃないですけど「とにかく卵子を沢山作りましょう。質のいい卵子が出来なかったらそれまで、あとはドナーか里子」という、本当にビジネスライクだなと感じました。
日本の方の治療経過を読んでいると、とても細かくホルモン調整されていたり漢方を処方されたり、色々な方向からのアプローチでIVFに挑んでらっしゃるので、ある意味羨ましいです。

私事ですが、米国で2度ほど刺激周期による体外受精(顕微でしたが)をしましたが、2度とも受精卵が育たず移植さえ出来ませんでした。
それでもクリニックに支払った額は2回の治療で総額$16000、薬代は別途で$6000でした。
2度目が失敗した時、医師からはドナーエッグを薦められましたがどうしても医師の説明に納得がいかなかったので、他のクリニックを探しています。

まくらさんはまだ28歳でいらっしゃるし、残念な結果になってしまいお辛かったと思いますが、一度妊娠もされておられるので先行きはとても明るいと思いますよ。
ご主人のお休みを利用して、日本に里帰りされた時に不妊治療されるのも、下手したらアメリカで体外受精を行うよりずっと安くなると思います。

ケンタッキー州内で探されるのでしたら、ネットでサーチすると沢山出てくると思います。
私は行きつけの婦人科のドクターに紹介してもらいました。
慣れない異国での生活で体調をくずされないよう、肩の力を抜いて頑張って下さい。
 





   >>> こんな感じです ぴんぐ   -- 2006/07/19..
 
まくらさん、こんにちは。
昨年までNY/NJで治療をしていました。新しい環境での治療、大変だと思いますが少しでもお役に立てれば嬉しいです。

費用と保険について:
ケンタッキー州では不妊治療を保険でカバーしなくてはならないという法律が無いので、治療の一部の費用がカバーされるかどうか、カバー率はどれくらいかなどはまくらさんのご主人が入られる医療保険に依存します。カバーされている部分についても、保険によっては最初の数千ドルまでは免責(deductable)となっていてその額に達するまで実質は自費払い状態というプランもあります。HRからpolicyをもらい、隅々までよ〜く良く読んで下さい。大抵の場合、基本的な薬やエコー等はある程度カバーされていると思いますが、肝心なところや注射の薬代は自費だと思います。注射を含めると人工授精なら数千ドル、IVF以上の高度な治療は軽く1万ドル以上かかります。クリニックによっては3回パッケージ料金や、成功しない場合は全額返金というようなところもあります。

クリニックの探し方:
”CDC 2003 clinic by state”でグーグル検索してみてください。政府機関がまとめている全米のクリニックのデータです。KYからは4カ所登録されている様です。多分他にもあると思いますので、”fertility clinic”などのキーワードで検索してみてください。

全体像把握:
fertilityライフlines.コムというサイトがありますが、クリニックに行く前、治療、保険など、まくらさんがギモンに思っているような内容がコンパクトにうまくまとまっています。ライフとコムはアルファベットです。用語集やビデオもついているので、このサイトを読み切れば治療中あまり困らないレベルになれると思います。

その他:
ドクターやナースといえども、良く間違えます。少しでも分からないところやヘンだと思うことは遠慮せずにとことん聞くことが大事です。日本と違い、自分の役割以外は全く我関せずなので、聞く相手を間違えると単なる時間の無駄となってしまうどころか、間違った情報をゲットしてしまうことにもなりかねないので注意してください。薬の購入や注射は患者の責任ですので早め早めに手配すること、名前や量、使用目的や価格をしっかり把握しておくことも重要です。まとめると、自分が中心で治療を進めているのだという自覚が必要です。

といろいろ書きましたが、なんとかなるものです。KYの人達はきっと親切です。大丈夫ですよ〜。