ワーキングマザーへの応援エッセイ
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WM特集 エッセイ 子育て・仕事・わたし8

ワーキングマザーの5月病
仕事復帰へのアドバイス

Child Care コーナーで『ひだまりクリニック』を担当していただいているDr.ひだまりさんの連載エッセイ。「子育ても仕事もどちらも大事」と言うひだまりさん。ふたりのお子さんを育てているご自身の体験からの、ほんのりあたたかいワーキングマザーへの応援エッセイです。

1.完璧主義はいっときあきらめよう
2.人の助けを上手に借りよう
3.保育園の保育者や仲間同士といい関係をつくろう
4.職場での協力や理解を得る努力を
5.子どものサインに気づく、子どもの気持ちに添う
6.自分の充実、幸せのための仕事であるように
「ワーキングマザーの5月病」に寄せられた体験談


五月病という言葉を一番切実に感じているのは、産休や育休明けのお母さんかもしれないな、と思います。出産したばかりのとき、赤ちゃんのいる生活に慣れるのにしばらくかかったのと同じように、共働きが復活すると、生活のリズムがまた変わってきてしまいます。今まで家事育児にかけられた時間や体力の絶対量はかなり減って、当然、子どもへのエネルギーも減ってしまう。一方、当の子どもの方は、今までより手がかかってしまうということもあるかもしれません。

仕事復帰へのアドバイス
こんなにまでして働くのは自分勝手なのではないかとか、子どもを犠牲にしているのではないかとか、自分でも悩むでしょうし、外野の声が強いこともまだまだあるようです。でも、働きはじめたということは、仕事をあきらめたくないということ。とても大事なやりがいのある仕事だから、子どもとどっちが大事なのだと聞かれても「どちらも大事」としか答えようがないんだと思います。
とくに、自分の仕事に手ごたえを感じつつ、キャリアとしては自分が満足できていないときはどうしてもあきらめきれない思いがあるでしょう。私もそうでしたからとてもよくわかります。あきらめきれない自分がいるなら、とりあえず頑張るしかない。
「お母さんはお仕事がとても好きなの、お母さんは大好きなお仕事を一生懸命がんばるよ、あなたもがんばってね。保育園ではきっとお友達がいっぱいできて楽しいよ」という子どもへの気持ちが大切なのかなと思います。
(でも、自分の長男のときのことをふり返ってみると、あ、違う、これはいいかっこしいだなと読み返して苦笑い。じつは、私の本音は、長男と離れたくて働き出したのでした。育児が辛かったからです。彼が1歳過ぎた頃。そんな働き方もあると思います。その時の私としては、それしかなかったのです。)


1. 完璧主義はいっときあきらめよう

体力も時間も限りがあるのだから、どれも完璧を目指すと疲れがたまります。走り続けることは凡人には無理。メリハリつけて親も子も気を抜く時間が必要だと思います。仕事も、競争するのは向かない時期なので、自分の納得できるレベルを今までより甘くしてもいいのでは? なにより今は続けること。


2. 人の助けを上手に借りよう

夫の手は、本当は借りられてあたりまえだと思います。だけど、母親が自分の希望で仕事を続けるときは、結構これがあてにならないこともある。「無理することないのに」とか、ひどい場合には「自分がやりたくてやってるんだろう」などと言われてしまったり。 そんな時、なんで私ばかり・・・とやりあうと、たとえ正論であっても、あとに残るのは倍増したストレスばかりということにもなりかねない。感謝の気持ちを持ちつつ上手に助けを借りるということは、身内の場合は難しいことも多い。でも、大事なことだと思います(意地っ張りな私には、9年経っても難しい・・・)。シッターさん、ご近所、保育園仲間、おばあちゃんおじいちゃんなど助けは、多いほどいいです。子どもは病気など突発的なことをおこしやすいので。


3. 保育園の保育者や仲間同士といい関係をつくろう

子どもって不思議なもので、母親の微妙な心理を結構わかっているものです。保育園との信頼関係がうまくいっていないと、子どもは慣れにくかったりします。保育園仲間のお母さんは、助け合いのとてもいい仲間になることがあります。ちょっとしたアドバイスがとても気持ちを楽にしてくれることもあります。


4. 職場での協力や理解を得る努力を

これも難しいかもしれないけれど、大きな組織や子育て中の女性の多い部署では、助け合いが可能かもしれません。理想は、助けられていた人が、今度は今までお世話になったからと次の世代のワーキングマザーを助けてあげるというようなことが自然にあればいいんですけれど。逆に、私はこんなに頑張ってきたんだからあなたにもできるはず、世間では当然なのだからと、育児の方針まで意見されることもあるかもしれません。私自身そのような職場で次男が7ヶ月の時、フルタイムの職場を去りました。次に勤めたパートの職場は、子育て中はとても助けてもらいました。


5. 子どものサインに気づく、子どもの気持ちに添う

これは難しい!(私もできてないかも・・・) 子どもは保育園から帰ったら聞き分けがなくなるとか、甘えるとかでバランスを保っていることもあります。その気持ちを受け止めてあげるのは、疲れているお母さんには難しいですよね。でも無視するとエスカレート、少しつきあうと意外にすんなり折れることがあります。


6. 自分の充実、幸せのための仕事であるように

あたりまえのことですが、続けることが自分をすり減らすことでしかないときは、働くことをやめたり、働き方を変えることを考えてもいいのかもしれません。これは、個人の問題ですから、それぞれの「仕事」や「幸せ」というものの価値観にもつながるのでしょうが。お母さんが本当に充実していて幸せなら、子どもは幸せなんだと思います。


働き始めたお母さん、先が見えなくて不安かもしれませんが、意外に思っていたほどでなく乗り切れたということもあるし、子どもが楽しそうに保育園に慣れたという場合もあります。焦らないで、簡単にはあきらめないで、無理しすぎないで、自分をもいたわりつつやっていきましょう。 「自分に優しく、人にも優しく」、これは仕事を諦めず傷ついたり傷つけたりしながらやってきた私の今のモットーです。



ワーキングマザー応援エッセイ

子育て・仕事・わたし CONTENTS

昔の常識、今の非常識?

子どもの要求とお母さんの生活

お母さんの秘けつ

力を持っているからこそ.......

「母性のかたち」

子育てはキャリア(1)

子育てはキャリア(2)

ワーキングマザーの5月病


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