私の出産体験記

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海外での出産と育児事情


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バンコックのお産事情(1)

TYさん タイ バンコック在住(1997)

状況、情勢が変化しておりますので、参考情報としてお読みください。

1.初めての海外生活、妊婦生活

2.すくすく会のヨガに参加しました

3.ロ絶対ひとりでは悩まないで”が合言葉!



 ここタイでは大晦日と元日が祝日になるだけで、日本人の求める冬の風情はありません。天気も相変わらずで、日中は30度を越します。これからだんだん暑くなり、4月の中頃がタイ正月(ソンクランと呼ばれる水かけ祭りの頃)で、いちばん暑い時期だそうです。暑さに弱い妊婦には厳しいです。
 私はおかげさまで妊娠6ヶ月目、体調もよいです。お正月にはプーケットに遊びに行き、シュノーケルやボートトリップなどして来ました。日本にいたら飛行機での旅行なんて考えられなかったのですが、これは暑い国ならではのマタニティライフで、大いに楽しんでいます。
 初めての海外生活、妊婦生活なので比較するものがないのですが、バンコクでの生活を少しお知らせします


 今住んでいるスクンビットという地域は、外国人(特に日本人)の多いところ。私の病院は歩いて20分位の所にある、サミティベという私立の総合病院です。場所柄、外国人やバンコクでも裕福な人が通うところで、バンコク一高いと言われています。日本語通訳のサービスや、保険の関係で私たち駐在員とその家族は、他に選択肢もないという感じで、ほとんどここに通っていると思います(けっこう贅沢な気もしますが)。

 担当のドクターはタイ人(中国系)で、オーストラリアで勉強をした先生です。できるだけ英語で直接話すようにしていますが、医学用語等で難しいと通訳を呼んでくれます。私は検診に行く前に日本語の出産マニュアル(海外向けのものあるので重宝してます)で”予習”をしておきますが、検査や難しい話しはドクターも丁寧に説明してくれます。

 日本のドクターは知りませんが、こちらは”マイペンライ(気にしない)”というお国柄か、余り厳しいことは言われません。おかげで体重の増加や、運動、嗜好品など日本の本に書かれているほどは気にしないで生活しています。
 診察料はちょっとした検査だけだと2000円位、超音波や薬(4週分)があると15000円位になる時もあるので、これはけっこう高いかなと思いますが、いかがでしょうか?

 おもしろいのは、毎回サービスチャージが400円程加算されています。病院もサービス業なのですね。タイは人間が多いのでサービスに関しては至れり尽くせりです。これはこの病院での出産経験者に聞きましたが、何事も(日本の病院と違って)患者サイドのペースでできるので快適だったそうです。私も熱を出し来院した時に、すぐに車椅子の乗せられたのにびっくりしました。病室もほとんど個室だそうで、入院を楽しみにしています...!

 あと、母子手帳ですが日英泰語のものが、日本人向けに作られています。また、日本人会のボランティアサークル”すくすく会”というのがあり、出産・育児をサポートしてくれています。私は今月からヨガと出産準備教室(全5回の母親学級)に参加します。妊婦から幼児向けまでいろいろな目的のミーティングが毎月行われていて、看護婦さんや助産婦さんもいるようで大変心強いです。これは、参加してみてまた報告します。

 日本の友人は(出産に)戻らないのかと驚きますが、バンコクにいる限りは病院や気候、環境面でかなり恵まれていると思います。私もせっかくの経験なので、ここで過ごすつもりです。

 悪い面は、つわりの時に食べ物が合わなくなったこと。街やスーパーの匂いは本当につらくて、まだ友人もできなくてけっこう落ち込んでました。
 今は、運動不足が心配です。バンコクは車が多いので空気が悪く、道も汚い、おまけに暑いので散歩や外の運動には向きません(タイ人はスポーツをしないようです)。せめてアパートのプールで泳ぐくらいでしょうか。少し腰痛に悩まされています。

掲載:1997年


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安産と楽しいマタニティライフに役立つ101用語を解説。 監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長





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