地震発生時に通常の短い周波数の地震動とは異なり、約2〜20秒周期でゆっくり、長く揺れる地震動のこと。
2011年3月の東北地方太平洋沖地震でも見られ、高層ビルなどでは高い階ほど長時間に渡って揺れ、揺れ幅も大きくなることが知られている。
長周期地震動が発生すると避難行動が困難になることが多く、被害の拡大が予想されるため、 東日本大震災の後、抜本的な対策が求められている。
南海トラフ地震が発生した場合、首都圏で警戒されている。
●長周期地震動予測地図 地震調査研究推進本部
将来ある特定の地震が発生した際に生じる長周期地震動の揺れの強さや性質を予測した地図。