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身体をつくる時期だからこそ考えたい。育児と食べ物骨を太くする?ヒエのご飯息子タカヒロも9カ月となり、食物もかゆ、うどんなどにかわって、いよいよ楽しみにしていたメニューを実践しはじめた。なに、なんの変哲もない”ヒエ入りがゆ”なのだが。 数年前、雑穀食の勉強会に出席した折、歴代の軍医中将のなかで、日本陸軍の食材にヒエを使うよう真剣に唱えた人物がいたということを知った。 なぜ、ヒエなのか? この方によれば、<ヒエを常食にしている地方のこどもに、きわめて体格の(とくに骨が太く)良い子が多く、自分が養子にしたいようなこどもが沢山いて、その姿はまるで金太郎のようであった>そうである。この話を聞いて以来、こどもに恵まれたら試してみようと思っていたので、はじめてみた。炊飯のときに5%程度のヒエを混ぜ、そのぶん米を少なく、水は米だけのときよりもほんのきもちだけ多めにする。 まだ、試してから一週間程しか経っていないが、気のせいか通じが規則正しくなってきたとの母親の報告がある。さて、骨太になるのやら如何。 ご先祖の食物の歴史から考えれば、「米」よりも「ヒエ」の方が多かったのかもしれないと思う時、いにしえのヒエ飯を離乳食に加えてみるのも悪くはなかろうと配偶者と話している。第一、この岩手県軽米町産ヒエの飯は、大人にもうまい。 昔は、白米が最高のごちそうとされていた農民にとって、ヒエは常食の自家用、救荒用作物だったのだが、米作で300坪の田から600キログラムも米がとれる現代にあって、同じ300坪の畑から200キログラム程しかとれないヒエは、希少性から言えば、米よりも3倍も貴重なものになるとは、なんと皮肉なことであろうか。事実、このヒエは、米の3倍の値段でもなかなか作り手がいない。 作られにくい理由は他にもある。ヒエをつくると、すずめはまわりに米が稔っていても、ヒエを狙って食べにくるため、それを防ぐ手間がかかることや、翌年に別の作物を作付けしようとしても、こんどはヒエがこの作物の生育をさまたげるほどにでてきてしまい(勝手だが、はつきりいって雑草化)しまつがわるいとの認識がある。さらに、”ヒエを田にはやす”という表現がダメ農家の慣用表現になっていたりして、作付け自体心理的に抵抗があるようである。すくなくとも、おいしくいただいている我が家族はヒエに感謝していきたい。 |
