チリとチリリ
どいかや/さく 絵本館 ¥1260(本体価格1200)
今年、初めて補助輪を外し、自転車をこいだ時の息子の顔は、
1歳の春、初めて私の自転車の座イスの上で、
満開の桜の間を走った時のとおんなじだ。
そんな息子が、表紙のチリとチリリを見て、
この子たちも、ホジョリンはずしたんだなあ」と感慨深く。
そしてページをめくってみると・・・
チリとチリリ、女の子たちの冒険は、ふたりそれぞれの自転車に乗って、
森の中を、春の風を感じながら、どこまでも進んでいく。
誰もが寄ってみたくなるような「森の喫茶店」。
中にはいろんな形と大きさの、木のテーブルといすがあり、
ちょうどいいテーブルを選んで座れるのだけど、
息子と私は、「どのテーブルに、いったい誰が座るんだろ?」
と想像して、なかなか次に進めない。
色鉛筆であたたかく描かれた色彩は、
森の喫茶店の木の香り、森の中の花の香り、
サンドイッチ屋さんの作りたてのジャムの香りを、
春の風にのせて運んでくるみたい。
あてもなく、どこまでも自転車に乗っていきたくなってしまう、春。
今年はチリとチリリみたいに、2台の自転車で、ゆっくり冒険だ。
|
チリとチリリ 「アマゾンで購入」
|
| |