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月と宇宙とからだのリズムのセレモニー

血の時間、月の時間、女性に備わる神秘的なからだのリズム…マリーナ・アルズガライ(U.S.A.)

生理の血。それは神秘的な内なる贈り物。

新しい始まりを創造する力、私たちをとき放つ力。

永遠に変わることなく永遠に流転し続ける。


 女性のからだの周期には、月と同じように満ち欠けがあり、地球と同じように季節があります。月の周期に似た29日間が、多くの女性の周期でもあります。空っぽになるときがあるかと思えば満ちて輝き、枯れ葉の冬もあれば輝く太陽の夏もあります。月や地球そして宇宙は、私たち女性の巡り巡りくる周期に似ています。地球に花が咲き、成長し、実をつけ、またそれが地面に返りまた芽ぶくように、女性のからだもまた生命を創造し、自分自身も成長していきます。
 太古の昔から、女性の一生の節目ごとには祝いのセレモニー(儀式)があり、女性のからだはそうしたセレモニーをとおして尊ばれてきました。女の子に生理がきて、思春期になって、成熟し、母親になる、そしてやがておばあちゃんになっていく。その節々にはセレモニーがあって、その贈り物に思いを馳せるとき、私たち女性の神聖さを思わずにはいられません。 母なる大地にも、姉妹や祖母である月にも、私たちは大いなる知恵をかりることができます。母なる地球や月の先に広がる宇宙のリズムと一体になることは、母と娘、あるいは女性と女性がひとつになる象徴的な関係を作ることでもあります。そして旅立ちでもあります。
 出血はお祝いなのです。お産のときも、排卵のときも、生理血の初めと終わりを理解するときにも、私たちはそれを祝い、セレモニーをします。

 血によって浄化される。その時を祝いましょう。女性であるということを喜び合いましょう。女性であるがゆえに、地球と月のエネルギーとリズムと一体になることができます。子宮はそうした力を記憶しているのです。女性のからだの変化を尊ぶセレモニーを通して、あなたは女性としての力を得ることができるでしょう。
 助産婦や健康にたずさわるヒーラーになるためには、自分を癒し、互いに癒し合うことが必要です。また、こうした神秘の力を教え、伝えることによってあなた自身の支えを得ることができるでしょう。
 こうした女性の持つ地球と月と同調できる力は、言葉を超え、政治や宗教の隔たりを超えてどこまでも広がっていきます。女性はスピリット(霊的力)と心をひとつに合わせることができるのです。それは真実と一体化するということでもあります。女性は、地球や社会、あなたの周りにあるものを動かしていける力を産むことができるのです。
 言葉にならない、目に見えない、無言の理解と愛が、真実を語ることができるようになりますように。
女性のからだは命を育む神聖な器です。


*コピーライト マリーナ・アルズガライ(アメリカ)

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