臍帯［へその緒］（さいたい）

胎児のへそと胎盤を結ぶひも状の管で、中に静動脈が通っています。

お母さんから酸素や栄養をもらい、胎児からは二酸化炭素や老廃物をすてる通路です。

赤ちゃんが第一呼吸をしたあと、へその緒の血流（臍帯拍動：さいたいはくどう）が止まったら、切断（臍帯結紮：さいたいけっさつ）されます。赤ちゃんのおへそに残った部分は、１週間ほどで乾いて自然に落ちます。臍帯血を採り、白血病・再生不良性貧血などに役立てる臍帯血バンクと提携している医療施設もあります。