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乳児の栄養 2

(1)離乳食を作る前に
赤ちゃんの機嫌の良いときをチャンスに離乳を始めようとするお母さんに!

1)準備するものは?
お米、野菜、くだもの等の量はだいたいのめやす量でもよいのですが、最初はキチンと計量してつくりましよう。
まず計量カップ、計量スプーン、キッチン用のバランス、そのほか、おろし金、小さなすり鉢、茶こし、底の平らなスプーン(いちご用のスプーン)、レモンのしぼり器。また赤ちゃんの食器は大人の食器とは別にしましょう。


2)離乳は赤ちゃんにとって大きな難関。
私たちの人生にはいくつかの超えねばならないハードルがあります。
離乳とおむつを取ることは、人生で最初に遭遇する難関といえます。赤ちゃんにとっては始めての大変な冒険ですから、このことをお母さんは良くわかってあげて下さい。
最初のうち上手にいかなくても決しておどろいたり、あきらめたりする必要はありません。赤ちゃんにも個性や人格があります。皆同じではありませんので、育児書や経験者のいうことと違ってもあせらずにゆっくり見守りながら進めましょう。

3)離乳の開始
赤ちゃんはたったひとつの栄養源であるお乳からそれ以外の食べ物に遭遇します。離乳の時期を決めるのに次の4つのポイントを目安にしましょう。普通は4〜5ヵ月たってから離乳を始めます。

1.すでに果汁や野菜スープなどを飲んでお乳以外の味になれている。 
2.さしだされた赤ちゃん用スプーンを見てびっくりして泣き出さない。 
3.ミルクで軟らかくした乳児用ビスケットを舌の上にのせると飲み込む。 
4.授乳は3から4時間おきに規則的に行っている。

以上の4つのポイントをクリヤーしていない場合は、まず授乳を規則的にして、果汁や野菜スープ、うすくぬるい番茶などの味になれさせましょう。

離乳の最初に赤ちゃんがびっくりすることをすると第一印象が悪くスムースに離乳がはこびません。
すっぱすぎる果汁や熱すぎるスープ、冷たすぎる飲み物はさけたほうが良いでしょう。
昔は衛生環境がわるかったので、梅雨時には離乳を開始しないといわれましたが、今では家庭内の衛生環境がよくなったので梅雨時に始めてもかまいません。



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