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【CASE 3】ミミチャン さんの場合 「仕事と育児のリフレッシュ作用!」

●入園時の月齢  :1歳 5ヶ月
●認可・無認可   :認可
●職種        :外資系メーカー、一般職


■ 延長保育が少ない!

私自身は専業主婦の母に育てられましたが、女性ばかりが家事に従事する風潮に疑問を感じ、自分はバリバリ仕事をしつづけたいと思っていました。
でも実際、就職活動するにあたり、やっぱり子供もほしいし、子供のよりどころは家庭という考えがあり、最終的に地元の大阪で外資系メーカーの一般職につきました。
とはいうもののかなりハードな仕事ではあったのですが、制度的にも上司にも恵まれ、子供ができたときはすぐに残業の発生しない仕事にかえてもらい、子供が1歳になった次の3月(1歳5ヶ月)までめいっぱい育児休業をとりました。

休中の11月には社内結婚の夫に大阪から名古屋転勤の辞令がくだり、わたしも当然引っ越したのですが、ありがたいことに名古屋オフィスで復職することができました。
というわけで親の近くから離れるのも初めてで、引越し前から家探しはかなり力が入りました。
やっぱり子供が一日中過ごす保育園の影響力は無視できないので、保育園の良いところに引っ越そうと思ったわけです。それにしても名古屋市の認可保育園一覧に目を通しましたが、延長保育実施園の少ないこと!!ほとんどの保育園が6時に終わってしまうなんて、信じられませんでした。普通の会社員では間に合わないに決まってますよね!?


■フレックス出勤を利用

幸い、祖父母が遠くて、育児休業明け、という我が家は入園の優先順位が高く、夜7時半までの人気の保育園の1歳児くらい(わずか2名の枠!)に入ることができ、ホッとしました(余談ですが、この入園許可発表の時期が遅いんですよねぇ)。入れた安堵もつかの間、問い合わせると入園式は4月5日、慣らし保育はそれからというじゃないですか。
これまた普通の会社員のニーズから外れたスケジュール・・・。復職は1日付けなので「普通の方はどうしてるんですか?」と聞くと、「休んだり、祖父母の方に来てもらったりしてなんとかしてるようです」との回答でした。悩みましたが、上司に相談して復職は4/1付け、あとは有給休暇を使って4/13からの出社としてもらいました。

さて、ようやく行われた入園式のあと、説明会があったのですが、お迎えは来れる人は3時半に来てください。とぶっぱなされ仰天(実際意外と来れる人が多いことにも仰天!)。
延長保育も前の日に言わなきゃいけないというもので(仕事ってそんなもんじゃないでしょう・・)とまたびっくりしました。仕事を初めて私は8:15から17:00とフレックスを使って定時より30分早いシフトで働いています。
夫は営業職なので、朝は比較的ゆっくりで保育園の送りは夫、迎えは私、という役割分担でやっています。娘は通い始めるとすぐ保育園が好きになり、最初から朝のバイバイは泣かなかったそうです。これはかなりありがたい。


■子持ちはすぐ休むと印象付けたくない

仕事と家事・育児が「相互リフレッシュ作用」をもたらせばいいなと思いながら基本的には楽しくやってますが、やはり我が子もごたぶんにもれず熱が出てGW明けの一週間、保育園を休みました。夫と私が一日ずつ休んだ後、京都の母親に来てもらって仕事には行きました。
復職したばかりで新しいメンバーと仕事をするにあたり、最初の印象はずっと残ると思うので、「子持ちはやっぱりすぐ休む」と印象付けたくないのです。まわりの人が多少の休みも気にならないくらいの仕事振りをめざしているのですが、その評価を得られるとしてももう少し一緒に働いてからだと思うし・・・。
まぁ自分の母親にさえ来てもらえれば家事も育児もやってもらえて気も使わないので、ある意味わたしはリフレッシュできて良かったのかも。(笑)


■ワーキングマザーの4か条

共働きと言っても帰宅時間が11時前後の夫に家事育児の折半は望めず、ほとんど私がやっています。協力的な夫ですが、「なんでわたしばっかり・・・」という思いが胸によぎることもあります。でも夫が仕事でたいへんなことはわかっているだけに言えない・・・。
保育園の送りは夫で迎えは私なので、ひとりで街をブラブラすることもできず、家事して仕事して迎えに行って家事育児して寝る、という毎日。子供が寝てから家事を終えて夫が帰るまでのわずかな時間が自由時間かなぁ・・・。

まぁ子供はかわいいし、仕事に行くのもいろんな人と話せて楽しいし、「ストレスでダメになっちゃいそうっ!」なんてことは全然ないのですが。子供も保育園好きだし、職場は理解があるし、恵まれていると思います。ワーキングマザーを続けようと思ったら、@夫との二人三脚A職場の理解B祖父母(または気安く頼れる誰か)の協力C家族の健康 この4点はかなり重要だと思います。


■子供の受け入れ体制を充実させて

名古屋市も一般人の登録による安価での子育てサポートの制度も整っていますが、やはり子供の発熱など緊急時には頼めず、まずは両親でカバーするしかありません。子供のことを考えるとそれがあたりまえでもあり、子供も親がいるだけで安心するとは思いますが、制度としてもう少し緊急時の対策が整っていればいいのになぁと思います。
保育園に行かせるととかわいそうと言う人がいますが、その論調もやめてほしい。向き不向きはあるにしても我が家の娘は楽しそうに通っているし、保育のプロのもとで多様な友達と思いっきりあそべるっていうのはとても有意義なことだと思っています。私自身も働くことで生き生きするし。ただ、もし手に職があって、在宅ワークができたら、もう少し預ける時間は短くすると思いますけど。

いまはキャリアアップは考えず、家庭に重点を置く時期だと思って、割り切っています。実際に職務レベルも下がって給料も降給ですけど、残業がほとんどないので、子育て時期の仕事としては良しとしています。でもこういう犠牲(?)を払うのが女性ばかりというのは不公平ですよね。
納得した上での選択ですが、考えると「惜しいなぁ」と思わんこともないです。専業主婦の人に対しても、社会は子供を預けることにもっと寛容なるべきだと思います。そしてそのための受け入れ体制をもっと充実させるべきです。立ち返れば今回の取材内容はワーキングマザーの5月病でしたが、私の性格的には専業主婦で子育てしてる方が万年5月病になりそう・・・。



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