玩具屋さんの、まぶしいほどの音と色、キャラクターとプラスチックの嵐の中をかきわけて歩いてみると、ずーっとスミのほうに、ひっそりと置かれている(もしくは置かれていない)のが積み木。それは売れないってこと。積み木フリークな私としては、すごく不満。こんなにおもしろいおもちゃは他にはないよ。「遊び方を知らない」ままに、遊ばないまま過ぎてしまったおもちゃ・・・と、残念ながら聞くのだけど。

仕事として子どもと遊び、母親として子どもと積み木をするようになって、どんどんそんな想いは強くなる。例えば、積み木って、崩れないように慎重に何かをつくるものと思っていたのが、子どもが遊ぶのを見ていて、「壊す瞬間のために」積むこともあるんだということがわかったり。

積み木の家に汽車がつっ込んで・・・崩れる。
 3びきのこぶたの家を、おおかみが吹き飛ばす。
 (息子は最初、積み木の家に扇風機を当てて、「あれえ」と言った。感動した)
 大きなボーリングの積み木のピンを、サッカーボールが転がって・・・ドーン!!
こんな遊びを知った子どもの集中力は、ただものではない。

積み木は、すばらしいお城をつくるためだけにあるのではない。
例えば、赤ん坊がひとつの積み木を手でつかみ、コンコンと床をたたいたら、 それがその子の積み木遊びなんだ。

何歳からということはない。子どもの個性によって違うので、まず与えて様子をみる。
大人しく遊ぶタイプの赤ちゃんなら、問題ないかもしれない。
投げるばかりで、見ている大人がイライラしたり、ケガするかも・・・なんて思ったら、思いきって片付けてしまおう。
また、ひとりで遊べるけど、友だちがいるとダメってこともある。


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