オール電化住宅は地球にやさしい?電磁波アンケート集計結果

実施:babycom&NPO市民科学研究室 電磁波プロジェクト
実施期間:2005年9月12日〜2006年3月12日
babycom掲載:2006年3月30日

ロハス


アンケート集計結果-11

自由記入・意見-2

Q23 その他、ご意見などあればご自由にお書きください。【抜粋】

●Q20への回答にも書きましたが、世間は「電磁波には健康影響がある」という情報に流されすぎていると感じます。 私は職務上、電磁波をはじめ、各種の環境因子による健康影響に関連する研究論文に数多く接しております。これを読む限りでは、電磁波(低周波、中間周波、高周波全てを含む)の健康影響は、タバコやディーゼル排ガス、食品添加物といった、既に身近にある有害環境因子よりも非常に小さいものと考えられます。
貴ウェブサイトに掲載されている「専門家」の方々も、「影響あり」を主張する人たちに偏っているように感じます。 電磁波過敏症にしても、危ない危ないといった情報に接したがために、そのような症状を発症してしまう、「電磁波恐怖症」と表現した方が適切なケースが多々あります。 「電磁波は絶対安全だ」などとつもりはありませんが、こうした問題を扱うからには、電磁波以外の身の回りの危険なものも含めて、冷静・客観的に扱って欲しいと思います。

●電磁波については諸説あるようで、どの説が正しいのか自分で判断が出来ずにいます。ただ、実際に自分や家族に被害が出てからでは遅いので、電磁波による健康被害について警告を発している説に注意を払うようにはしています。

●エネルギー問題は、使う家庭だけではなく、そのエネルギーを作るところから考えないといけない・・・という視点は、非常に大切だと思います。電力会社も電機メーカーも、自分の都合のいいことばかりいっていると思う。温暖化対策のためにも、保存期間1〜2万年も必要な原子力を考えても、電力はなるべく削減すべきだし、これは政府が声を大にして国民に知らせ、政策に反映すべきだと思います。

●結局、オール電化っていうのは、オール電化のことをご存じ無い方たちか、自分たちの空間さえきれい(きれいかどうかは疑問ですが)ならいいっていうエゴっていうか、自己中の人しか住めないと思います。 電気っていうのは、石炭や石油、天然ガスを燃やして作ってて、発電の効率は、37%しかないから、残りの6割のエネルギーは発電所で捨てられています。また、停電とかが無いように、瞬間的に最も使用量の多い夏の昼間の電気使用量にあわせて設備を準備し、365日24時間中必要量よりも多く発電しているから、実際に使用されるエネルギーは、30%程度しかないと思います。(30%なら70%のエネルギーは捨てられていることになりますね)

夏の昼間にIHクッキングヒーターを使う電力需要を満足するため、どんどん発電所を建設し、そこでは、石炭・石油を燃やしてすごい量のCO2を排出しているし、夜中も原子力発電所がフル稼働して、処理できない危険な核廃棄物をどんどん排出しています。(原発はCO2が無いのかもしれませんが、それより恐ろしい物質を作りつづけることになります)
オール電化が増えれば、使うかどうかわからないピーク時の電気量が増えるので、ますます、使われないエネルギーが増加します。 結局、発電所では、CO2と核廃棄物の排出量が増加しつづけています。特に、中国地方では、コストが安いけどCO2に排出の多い石炭の火力発電所がたくさん動いています。(中国地方=中国と同じ:環境より安ければいい?)

企業などは、クールビズとかで、電気の使用量を削減し、CO2削減のための活動をしていますが、一般家庭では、オール電化でエネルギー効率の悪い電力需要を増加させCO2の排出量を増加させています。
地球温暖化を推進しているのは、正にオール電化だと断言できます。本当に、これでいいのでしょうか?
 温暖化のため国が水面下に消える方たちがいらっしゃるのです。  安いとかイメージがいいとか、自分には関係無いとかではなく、少々不便とか気に入らないことがあっても、それで、環境破壊を止められるのであれば、できることをやっていくべきだと思います。 また、IHクッキンングヒーターや市中の電線から出される電磁波については、疫学的(統計的っていうのかもしれませんが)には証明されています。 何処かの本にありましたが『第2のアスベスト』だと思います。
電力会社も、家電メーカーもそして何よりも国がそのことを明らかにして、その上で、消費者が選択するようにすべきだと思います。 以上長々と書き込みをしましたが、このような機会をずっと待っていましたので、そのことは許してください。 これからも子供たちのためにがんばってください。

●エネルギ−は、ベストミックスがよいと思っています。また、電気製品メ−カ−や電力会社は、もっと事実を公表すべきです。また、安全性は実証できるまでは、使用を制限する必要があると思います。第2のアスベスト、タバコのように後手に対策がまわるのは日本政府の悪いところです。消費者は、もっと勉強すべきで、つまらないイメ−ジに惑わされないようにしないといけません。ガンになったところで誰も助けてはくれませんし、これだけ電磁波の発生する原因があれば責任の所在は明にはなりませんから。

●環境性がよくないのに、コストを下げて、イメージだけでオール電化を普及させようとしている電力会社のやり方はおかしいと思います。 また、原子力はCO2を発生しませんというのもおかしな話で、燃料を作る時、処分する時の膨大な手間とエネルギーをどう考えているのだろうと思います。

●個人的には、IHクッキングヒーターから大量に発生する電磁波に関して、危険という事も証明されていないが安全であるという事も証明されていないというスタンスです。 ただ、日本が欧米諸国に対して電磁波に対して余りにも野放し状態である事に関しては憂いをおぼえます。 確かに現時点ではIHクッキングヒーターの使用が発ガンのリスクであるという症例は報告されていません(普及してまだ間もなく暴露群、非暴露群で有意な差が出るにしても出ないにしてもまだまだ時間が必要であるという事、また国は安全である事を証明するという前提にたって研究を進めている事を考慮に入れる必要がありますが)。
しかしながら、欧米諸国は消費者に危険を及ぼす恐れがあれば、国民の健康を守る為に即座にアクションを起こすのに対して、日本は消費者の利益よりも大企業の利権が優先され、結果として何かあってから初めてアクションを起こすという悪しき風習が根付いているのは残念ながら否定できない事実であり、薬害エイズ、アスベスト問題といった物も日本のこの悪しき風習によってもたらされた人災と考えております。

電力会社にとってIHクッキングヒーターはオール電化を普及させる為の最大の武器であり、実際に案外使い勝手がいい、炎が出ないので老人も安心して使える等のメリットもあり、むげに否定する事はできませんが、まだ安全性が証明されていないという事を考えれば無理に導入する必要はないと個人的に考えております。 また、環境問題に関しては伝えたい事を全て書くと長くなるので簡潔に述べますが、どんなにエネルギー効率の良い機器を使っても65%ものエネルギーを無駄にするという今の電力供給体制が改善されない限り電力会社の謳うエコロジーとは絵に描いた餅に過ぎないのではと思います。本来なら電力会社とガス会社が協力し合い、一刻も早い家庭用コージェネシステムの普及に邁進していくのが理想と思いますが、残念ながら両者はお互いの顧客を奪い合うだけであり、協力は望めそうにありません。

かくいう自分も省エネグッズを導入したり、近場に出かける時は車に乗らないようにする等、微力ながら省エネに取り組んでいますが、劇的な効果をもたらす省エネの実現はつくづく難しいものだと思います。 長々と戯言を延べ申し訳ありませんが、私の考えが皆様のお役に立てたら幸いです。

●電磁波については気になっていて、微々たるものではありますが電子レンジと携帯電話に関しては対策をしています。 が、PCに関しては電磁波防止のエプロンもあまり効果がないと聞いているので使用しておらず、結局何にも対策をとっていない状態です。 いったい、どういった対策があるのかなど情報があれば・・・と思います。

●オール電化がなぜ安心・安全を売りにしているかわからない。 大人数であれば、湯切れの心配があったり、IHコンロの電磁波の心配があったり・・・。 不況な今の時代、イニシャルコスト・ランニングコストの安さを売りにしているから、だまされるのだと思う。

●行政の認識の甘さ、何とかならないものでしょうか。うちの前が5M幅の道路なのですが、トランスとおぼしき円柱を見つけました。怖いです。トランスの被害をカットする方法はないのでしょうか。うちはローンの残っている持ち家です。汗

●電磁波の影響、 まだはっきりしたことが分かっていないとのことだけど、 IHに限らず、よりより使い方をもっと企業側から提案して欲しい。 今後、妊娠したいと思っているが、 仕事上パソコンから離れられず、 自宅はIH. 無事に産めるのか不安になってくるので、 あきらめようかとも思ってしまう。 不確定な電磁波の影響の割には、 断定的な言葉使いのサイトが多いことも不安をあおる一方で 感心しない。

●妊婦が使用すると胎児に電磁波が影響する可能性があると言われたりしているが私自身妊娠中も普通にIHクッキングヒーターを毎日使用していたが(当時は影響があるかもということを知らなかったです)、子供は健康に生まれ今も順調に育っているので、必ずしも影響がでるとは限らないと思うし携帯の電磁波なども気にしていたらキリがないように思います。

●オール電化はガスのCO2排出を考えると環境に優しい=人にも優しいと思えるところもあるが、ひとつひとつが少しであっても、周りにあるものが全て電磁波を発生しているとすれば、この影響を無視することはできないと思う。 亡父が白血病だったので、それに関する情報を調べていて、電磁波のことは、とても気になっている。住宅購入を思索中だが、やはり送電線が近くにあるか無いかは気にしている。だが電磁波を気にしていても、IH炊飯器のように、量販店に出回り、おいしく炊ける等の宣伝を前面に出されると、やはり購入してしまっているのが実情です。

●現在、ネットワークサーバー管理等の仕事に就いているせいか、頭痛やだるさが気になっており、「もしや、電磁波?」と疑っていた。また、今現在妊娠したいと思うもののなかなか「できない」のは、このせい?とまでは考えすぎかもしれないが、心身がだるい状態が長く続いており、かといって自分のスキルからしてこれ以外の仕事に就くこともできず(家計も余裕があるわけではないので専業主婦にもなれず)、何か「SE等IT関係業務就業婦女子の為の(電磁波防止エプロンだけでない)」電磁波解消法(もしくは防止法)等無いでしょうか...。

●各メーカーさんには本当の健康、安全、安心なもの(開発者さんたちの家族にも自信を持ってつかってもらいたいもの)を頑張って開発して欲しい。

●体に感じるのはパソコンを使っている時。つい時間が長くなると息苦しさを感じる。パソコンの電磁波が一番影響ある気がする。

●もっと電磁波のこと知りたい オール電化でもクッキングだけをやめて風呂などほかのものはオール電化にして大丈夫なのか 今電磁波の少ないスーパーラジエントヒーター(MFG株式会社)の話聞いているのですが本当に大丈夫なのでしょうか 知りたいです 調べてほしいです

●電車の中の電磁波のすごさにびっくりしました。 電気を使わないわけにはいかないし、便利に使っていますが、避けられるものは避けたいと思ってます。 IHのメーカーによる「クリーン・エコ」といったキャンペーンに、偽善を感じます。 「こどもの食育/IH料理教室」など・・・。 食育もロハスも、企業がイメージアップに利用している所があり、本質からかけ離れているとおもいます。 babycomのように的確な情報を発信するサイトを応援してます。

●先日新聞の本の宣伝のところに、IHクッキングヒーターの電磁波は第二のアスベスト。のような題名の本が載っていて、非常にきになっているところだった。我が家は女の子が2人でこれも電磁波の影響なのかな。とは少し考えたことがあった。電磁波についてもっと詳しく知りたいと思う。

●オール電化住宅は、決していいものではないと思います。だいぶ、騙されている部分かあると思います。 オール電化、IH製品などの最近盛んに行われている宣伝には、電磁波のことをとやかく言うことがはばかれるような社会的雰囲気を醸成していると思う。消費者も怖いことは知りつつなんとなく世の中の動きにつれてあきらめて来ているのかもしれない。石綿の例のように、何十年もたってから被害が明らかになるのでは、と心配になる。産業界の大きな動きに歯止めをかけるのは難しいのだろうが、こちらのサイトのような中立的な機関がはやい時点でなんらかのガイドを示してくれれば大きな意義があると思う。


オール電化住宅は地球にやさしい?電磁波アンケート
集計結果-12「自由記入・意見-3」
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