過期妊娠(予定日超過)

妊娠42週以降の妊娠を過期妊娠という。
予定日を2週間以上超過すると、胎盤の機能が低下することがあり、胎児に影響を及ぼす。しかし、最終月経から予定日を決めた場合には、誤差が生じる。現在病院では、妊娠9〜10週に超音波検査で、胎児の頭の大きさを計り、予定日を修正することが多いので、誤差はほとんどないとされている。この場合の過期妊娠は、全体の2%ほど。
胎児が子宮の中で成長し過ぎると、出産がたいへんになることが多く、胎盤機能が落ちると胎児への影響もでてくる。



鉗子分娩

吸引分娩と同じように赤ちゃんがなかなか出てこないときに、鉗子を使って赤ちゃんを引き出す方法。
鉗子というのは、サラダ・サーバーを大きくしたような機具で、膣の中にさし込んで、先で赤ちゃんの頭を挟んで引き出す。吸引分娩が行われていなかったときから使われていた古い方法で、鉗子を用いるには高い技術が必要。
吸引・鉗子の処置が行われる場合には、会陰が大きく切開される。また、赤ちゃんの頭が伸びたり、不要な圧力が加わってしまうこともある。

妊娠・出産・産後ワード101「鉗子分娩



浣腸

浣腸は、陣痛の初期に排便をすませておくと、腸内をからにして骨盤の中に空間を作るので、少しでも赤ちゃんが通りやすくなるという理由と、浣腸をすることによって子宮のとなりの腸を刺激し、その運動が子宮を刺激して陣痛を促すと考えられているために行われる。
浣腸は慣例的に行われている処置のひとつだが、そのことによって不快を感じたという人もいる。反対に、分娩台の上で便が出てしまうのが恥ずかしいという理由から、むしろ浣腸を望む人もいる。



吸引分娩

赤ちゃんがそこまで降りてきているのに、最後になってなかなか出てこないときに、吸引器を使って、赤ちゃんを引き出すこと。
膣内にお碗のようなカップを入れ、その先にホースがついていて、それが掃除機のようなバキュームの機械に接続されている。カップを赤ちゃんの頭のに吸いつかせて、陣痛にあわせてひっぱる。

妊娠・出産・産後ワード101「吸引分娩



呼吸法

お産のときにする呼吸のこと。呼吸法というのは、お産にかかわらず、意識して呼吸することをいう。
お産にとくに決められた呼吸法はないが、ラマーズ法やソフロロジー 式出産など、方法論によって呼吸のし方が異なることもある。目的は、陣痛のとき、産婦が息を止めると、赤ちゃんに酸素がいきにくくなるので、流れるように呼吸することにある。また、吸い過ぎると過呼吸になるので、ゆっくりした呼吸で、吐く息を意識する。
出産する施設で呼吸法を教えてくれることが多いが、とくに指示がない場合には、 ゆっくりとした呼吸をするように心がける。

妊娠・出産・産後ワード101「呼吸法



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妊娠・出産、母乳ワード101妊娠・出産・産後ワード101
安産と楽しいマタニティライフに役立つ101用語を解説しました。
監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長


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