つみきのえほん あかくんとまっかちゃん
長谷川摂子/文 田宮俊和/構成 福音館書店
つみきは積んだり並べたりするだけでなく、
時には携帯になって大好きな人とおしゃべりしたり、
おいしい何かになって想像のおなかをふくらませたり。
ひとつの積み木をとんとんとん・・・と歩かせて、
「こんにちは。あなたはだあれ?」
これで、だれでも“おはなしつみき”の仲間入り。
あかくん・あおちゃん・きいくん・みどちゃんにぴゅーっと風が。
ころころころがっていく大事なぼうしを
おいかけていく4人の行く先には、積み木の町が広がっていく。
お家も、公園の遊具も、時計台も、
途中で出あうおまわりさんも(笑)。
使用された積み木はスイス・ネフ社のリグノ。
4色の円筒と、それがぴったり入る立方体からなるこの積み木。
何か特別なものを作らなくても、
適当に置いたり並べたりするだけで、何かに見えてくる。
子どもが遊んでいる様子にセリフをつけたり、
一緒に遊んだりしながら、
あなただけのオリジナル「お話しつみき」が生まれてくるかも。
(文;森 ひろえ)