自分でつくる赤ちゃんすくすく環境

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第2回

ダニ対策の要は寝室!
最も効果的なふとんのお手入れ法【3】

取材協力/植竹篤志さん(積水化学工業株式会社 住宅技術研究所)2005年6月掲載・2017年11月再編集(専門家のプロフィールは取材当時

最も効果的な布団のお手入れ法

ダニ対策グッズを上手に利用しよう

押入れの中でダニが5倍に!季節の寝具の換えどきに注意



使う前のお手入れで、アレルゲンを低減できる

「季節の変わり目にも注意が必要です。寝具のダニが最も多くなっているのは、収納していた場所から取り出したときだからです。
たとえば、夏の初めに毛布を押入れにしまい、秋に取り出したときには、ダニの数は5倍に増えているというデータもあります。暗くて湿度が十分にある収納のなかでは、ダニは猛烈に増えるということがわかります。

季節の変わり目に寝具を出したら、すぐに使用せずに一度日にあてて、十分に掃除機をかけることをお忘れなく。また、洗濯するのも良い方法です。アレルゲンは水溶性なので効果的に低減させることができます」。



押入れの中でダニが5倍に!?

ちなみに、押入れからふとんのあげ下ろしをすると、室内のアレルゲンの量が上げ下ろし前の1000倍にはねあがるそう。
舞い上がったほこりがまた沈下するまでには30分以上かかるといいますから、寝る1時間くらい前になるべく静かにふとんを敷いて、ほこりが落ち着いたころに赤ちゃんを寝かしてあげることをおすすめします。

布団を敷いたら、しばらく換気をしたり、空気清浄機を強運転にしておくのも良い方法です。


ダニ対策に効果的な掃除のポイント
ダニ対策に有効なふとんのお手入れポイント

1 ふとんの中央部だけでなく周辺部をより重点的に掃除機かけを
2 干した後のふとんたたきはNG
3 ふとんの入れ換え時にはかならず掃除機を


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