ワーキングマザーの自然食計画
ワーキングマザーの自然食計画タイトル

自然食はシンプルクッキング(1)

− はじめる前に知っておきたいこと −

監修:(故)花田美奈子先生(ナチュラルフード・プロデューサー)


基本は「一汁一菜」
自然食は未精白の穀類、野菜を中心に素材の持ち味を活かすシンプルクッキングです。献立は一汁一菜で栄養のバランスをとり、ご飯と味噌汁、それに旬の野菜が基本となります。
また、自然食は経済的でエコロジー。旬の野菜は肉や魚に比べると安く、農薬を使わない野菜は捨てるところがほとんどないので、経済的でゴミもあまり出ません。このように自然食は簡単、スピーディ、経済的ですから忙しいMamにも無理なく続けられます。

もともと日本の伝統的な食事は自然食が基本でした。しかし、その伝統的な日本型食事が食の西洋化とともに変化し、体格の向上と反対に、肥満やアレルギーなど体の不調を訴える人も増えてきました。家族の健康をあずかるものにとっては責任重大ですね。今一度、食生活を見直して自然食に取り組んでみましょう。


自然食の素材

主食を玄米に、副食は豆、根菜、海藻など植物性たんぱく質や、食物繊維などを豊富に含むものを摂り、味噌汁と漬け物を添えた一汁一菜の食事が基本です。
玄 米
玄米は食物繊維を豊富に含み、便秘を解消します。また新陳代謝を高めるビタミンB群を含むので代謝を上げ、体の中の老廃物を体外に排泄する力があります。必要な栄養素をバランス良く含む玄米はそれだけでもおいしく、おかずがいらないほどです。

豆 類
良質なたんぱく質が豊富な豆はお子さんの成長にも欠かせません。また豆に含まれるマグネシウムはカルシウムを効果的に働かせる役割をもつことから、子供達の情緒不安定を解消し、子供をキレルことから守ります。豆と豆製品を積極的にメニューに取り入れましょう。

根 菜
根菜は食物繊維も豊富で、生活習慣病やがんの原因となる活性酸素を抑える抗酸化作用があります。また冬においしい大根、れんこん、ごぼう、にんじんなど体を温めてくれるので、寒い冬を根菜で元気に乗り切りましょう。

海 藻
海藻はカルシウム、カリウム、鉄分などミネラルの宝庫です。中でもひじきに含まれるカルシウムは海藻のなかでもっとも多く、低エネルギーなので健康やダイエットに最適な食材です。

漬け物
漬け物は香り、歯ざわり、味、色などによって、食欲を促し、消化液の分泌を活発にしてくれます。塩の浸透圧の働きで細胞液を浸出させ、発酵作用によって特有の旨味を引き出します。また、ビタミンやミネラルが豊富で、体が酸性に傾くのを防ぎ、弱アルカリ性に保つ重要な栄養源です。

味噌汁
味噌には有用な微生物が豊富に含まれ、腸内環境を整えるすばらしい発酵食品です。季節ごとの具材を入れて、大豆の良質なたんぱく質、脂肪、豊富な食物繊維などが摂れる味噌汁は毎日の食卓に欠かせません。

お茶
食事の締めくくりはノンカフェインの番茶がおすすめです。普通の番茶のほかに、三年番茶は3年間熟成させたお茶の茎7分、葉3分を焙じて作ります。約20分煮出すと茎から栄養分が出て成分が濃くなります。陽性なので体を温めてくれます。三年番茶は自然食品店で購入できます。


ワーキングマザーの自然食計画タイトル

CONTENTS

ワーキングマザーの自然食計画TOP

自然食はシンプルクッキング

成功のための5つのポイント

自然食で離乳食
Part1.離乳食に使えるナチュラルフード

自然食で離乳食
Part2.手軽に作れるメニュー


菜食レシピbook-babycom-

Organic Kitchen菜食レシピ

「菜食レシピ」とシーフードベジタリアン「クイックレシピ」から、素材名や料理名で検索できます。



babycom おすすめ記事
babycom Site
離乳食レッスンbabycomわが子のペースで考える離乳食レッスン

離乳食はいつから? 何を食べさせたらいいの? 乳児を育てるお母さんには、離乳食への疑問と悩みがいっぱい。わが子のペースに合った離乳食のコツを 紹介します。


おすすめ調理器具

忙しいママお助け&優れもの調理器具



TOP▲