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子供ができない理由なんて本当はない。 スムチー  -- 2005/07/08 ..
最近、二度目の登場ですみません。
私は早発閉経のために子供をあきらめたのですが、
治療をしている頃はなんとかして子を授かりたいと思っていましたが、そのうち、初心を忘れてしまっていました。
子を授かる事が願いなのに、妊娠することが目的になってしまっていました。妊娠さえすればいい、と思う心が優先していました。ばかですね。

一番忘れられない事があります。
亡くなった母が病床時、私の携帯に電話してきた時の台詞。
体が不自由なため自分でかけることができないので人にかけてもらった時のこと。
「子供なんかできなくていいよ。子供なんかいたって要らぬ苦労をするだけ。夫婦仲良く、それが一番だよ」と。
話す事も苦痛な状態でたどたどしい話しではありましたが心に響きました。
人の往来の中、携帯を持ちながら涙が溢れて、往来の中、
人目も気にせず、泣きながら歩きました。嬉しかった。
私は治療をしている事も悩んでいることも夫以外には秘密にしていたのに母親というものはすごいなぁと思いました。
しっかり見抜かれていたようです。
本当にあの時は、辛く苦しかった心にぽっかり温かいものを感じました。親というものはそういうものなんだなと思いました。
夫婦が仲良くしていればそれが親にとっての幸せであり、親孝行なんだと。

でも、子供ができないのは本当のところ、私のせいでもなく夫のせいでもないのです。
子供は授かりものなのだから。
子供ができない夫婦は世界中に私たちだけでもない、五万といます。不妊治療に通っていても成功しない人の方が多いのも事実。
私たちは別に特別ではない。異常者でもない。
たまたまコウノトリが舞い降りてこなかっただけの話。
そう思ったら少し気が楽になりました。
これまで頑張った自分に「よく頑張った。」と誉めてあげたい気分です。
この5年間は辛く苦しい日々であると同時に、
命について改めて考えさせられた濃い時間だったように思います。
二人だけの人生も案外楽しい。
夫と二人、二人の人生を謳歌していくつもりです。
世界を旅しながら、たくさんの経験をし、美しいものを眺め
美味しいものを食べて、良い友に巡りあい、楽しい時間を共有する。そんな人生があってもいいかもしれない。

負けよしみに聞こえてしまうかもしれませんが、
これも人生、自分たちが良いんだからそれで良いのです。

しつこいけど最後に、これだけは言わせてください。

子は作るものではなく、授かるものです。
こうのとりのリストにある人もいれば、ない人もいる。

私は治療をやめた今、そう思います。

みなさん、さようなら。お元気でね。




ゆきぼうさんへ   スムチー
スムチーさん、はじめまして。   ゆきぼう
お疲れ様でした   sancyan
みなさんありがとう!   スムチー
スムチーさん!   あん
ありがとうございます。   ジェン
頭ではわかっていても・・・   輝子




 

   >>> ゆきぼうさんへ スムチー   -- 2005/07/08..
 
私が、生理が来なくてまだ治療をしていた時
一度とある宗教にハマりました。教祖と崇拝されている方からこんな事を言われました。

教祖様
 子を産めぬ女は可哀想な女。子を産めぬ女はダメだ。
 子を産んで、初めて女として認められるのだ。
 そしてお前には、ぬくもりというものがない、
 ぬくもりを持てば子供を授けてやるぞよ・・と。
 心味を変えれば、体も変わってくる。
 月のものも毎月来させてやるぞよ。
 だから、今、やっている治療を一切やめなさい、
 治療をやっても子は授からぬ。
 ここに少なくても週に一度は通いなさい。

私から質問
 えっ?
 じゃ、子を授かった女は心が優しい人って事ですか?

教祖様
 そうじゃ!心にぬくもりがある者のみ授けてやるのじゃ!

私から質問
 ・・・・(ほんとか?!)
 私はいつ頃授かるのですか?

教祖様
 欲を出すでない!
 期日を聞くなんてとんでもない!
 それこそが「欲」というものじゃ!
 「欲」を出すと授けてやれぬ!

私から質問
 ........
 子を授かった人たちはみな「欲」はなかったのですか?

教祖様
 そうじゃ!

私から質問
 ?????????(そうかな〜???)
 でも、私の姉は「欲しい!欲しい!」と毎日言ってて、2人も授かりましたが。

教祖様
 「欲しい」と「願う」は違う!
 欲は傲慢な証拠じゃ!



 こうやって私は少し疑問がありましたが
「子を授けてやる!」という言葉につられて週に一度、半年間もそこに通いました。
治療も言われた通りきっぱり辞めてしまいました。
でも一向に生理は来ないし、妊娠のにの字もない。
教祖様は「下腹部が重苦しいぞよ!近く月のモノがくるぞよ」と言われ続けて半年。
今も生理は来ていません。

そのうち、教祖様への疑問や不信感が募り、その宗教から脱退しました。
ここに通っていても、子は授からない、頭がおかしくなるな・・と思いました。
だって、ここに3年も5年も通っている子が3人もいるのですが
私と同じ悩みを持っているのですが、子は授けてもらっていません。
一生懸命努力しているにも関わらずいつ行っても「必ず授けてやる」と
今も言われ続けているそうです。一人はもう49才です。
翻弄されているようで気の毒ですが・・・信じ込んでいるので聞く耳を持ってくれません。

「子は親を選んで生まれてくる」という言葉があります。
その親の人間的な資質とは全く関係ないようです。
むしろ、こういう学びをするためにこの親のところに生まれよう…と決めるため
子は、敢えて未熟な親を選んで生まれてくることもあると誰かが言っていました。
子どもを望んでもなかなか叶わず、辛く悲しい思いをすることも「学び」だと捉えていくつもりです。
父性・母性はとても大切なものですが、
必ずしも子どもを持つことでしか得られないものではないそうです。

ただ、望んでもできなかった私ですが、
望んで授かった人もたくさんいらっしゃいます。良かったですね。
授かった方は頑張って育ててくださいね。

長い間、治療をしていましたが
妊娠することが目的になってきたと同時に
「私、ほんとに子供が欲しいのかな?ほんとに子供が好きなのかな??」と時々自問自答したものです。
甥っこや姪っこに独身時代から
「ねぇーなんで結婚できないの?ねぇなんで子供できないのー???ねぇ!なんで妊娠できないのー???
もうおばあちゃんだから???ねぇ教えてよ!」
10数年そんな事ばかり言われてきたせいか、子供が嫌いになってきたようです。
子供は悪気はないのにぐさりという言葉の暴力をにこにこしながら投げつけてくる。
興味本意で何度も何度も同じ事を言ってくる。ほんとに嫌いになりました。

だからできないのかもしれないです。
私自身が子宝を遠ざけてしまったのかもしれないです。
反省して考えを替えようとしましたが、難しいようです。

できない理由をあれこれ考えてもしょうがないですね。
子を授かる事は理屈じゃないもんね。

ゆきぼうさんのレスで、
一生の伴侶に出会っただけでもすごい幸せ、というお母さまの言葉。
素敵です。本当にその通りだと思いました。
幸せってそういうものなんですね。
「子を産まなければ人として失格!」という意味もわかりますが
頑張っていてもできない人もいる。ひとそれぞれです。
他人の価値観で生きる必要なんかないんだもの。
ありがとう!元気が出てきました。



 





   >>> スムチーさん、はじめまして。 ゆきぼう   -- 2005/07/07..
 
スムチーさん、はじめまして。
せつないですね。
私にとって、不妊治療は出口の見えない曲がりくねった道を進むようなもので、灯りが近付いたとおもえば遠ざかる蜃気楼を追いかけてるようなもの。
私もいつ来るとも判らない閉経までがんばろうと思ってますが、その前に辞める日が来るかもしれません。(私ももうじき45才です)
生きとし生けるものには必ず何らかの使命や巡り会う縁があると思ってます。だから、撃沈する度に「今回もお互いに縁がなかったね」って声をかけてます。それにともない生命の不思議さ神秘さを感じます。だって、たった一度の関係で授かる人もいれば、私のように何度ETをしても駄目な人もいる。
スムチーさんの「子は作るものではなく、授かるものです」て言葉、本当にそう思います。
以前、母が言ってた言葉思い出します。「親の命と子供の命がお互いに選びあって宿るの。子供はそこに生まれなければいけない使命をもって宿るし、親はその使命を持った子供を生み育てる責任があるのよ。子供ができなければお互い使命がなかっただけの事。子供が居るから幸せと限らないのよ。子供が居れば幸せもいっぱい味わえるけど、不幸を味わう人もたくさんいるのが現実なの。一生の伴侶に出会っただけでもすごい幸せなのよ」と。私の母も、私が不妊治療をしてる事は知らないのに....。
本音は孫に会いたいだろうに、母の暖かさに救われています。
私が言うのも何ですが、スムチーさんにはすてきなパートナーがいらっしゃるようなので、これからは2人の時間を大切に過ごしてください。これからもっともっと幸せになりますよう祈ってます。

 





   >>> お疲れ様でした sancyan   -- 2005/07/05..
 
スムチーさん
はじめまして。42歳まだ授からない者です。私は以前心療内科に通院していまして、不妊治療は主人の反対もあり、しておりませんので治療の本当の辛さを判って差し上げられませんが・・・・
治療お疲れ様でした。スムチーさんの投稿で共感を得たり、癒された。
スムチーさんの投稿・・これから私が本当に諦めが付くまで、忘れません。本当にありがとうございます。
子供は作るものではなく授かるものです。
本当にそのとうりですね。私も妊娠すれば、自分の悩みが解消できるのでは・・ずっと妊娠という結果ばかりを追い続けていたのかもしれません。子供は作るものではないのでは?同じ事をパート仲間にも言われた事がありました。子供は授かるものだとも・・
何か最近私もそう思います。
基本は夫婦仲良く信頼しあって、絆を深めていく事ですよね。
私も初心に帰ってもう一度、「命」という事を熟考してみたいと思います。
本当にお疲れ様でした。ご主人といつまでも仲良くお過ごしくださいね。
そして、素晴らしい投稿をありがとうございました。
 





   >>> みなさんありがとう! スムチー   -- 2005/07/05..
 
レス、ありがとうございます。
生理さえあれば、私もきっとまだ挑戦し続けていたと思いました。だから、可能性がすべて絶たれたという現実を正直、なかなか直視できなかったです。
辛かった、と言うより「夫に申し訳ない」と思う気持ちがいつもありました。夫は検査の結果、問題なしですから。
離婚して!と何度申し出たかしれません。
精神科にも通ったほど自分自身が壊れてしまってました。
お金もかかりました。
借金はしませんでしたが貯金はすべて使い果たしました。

生理さえあれば、排卵さえあれば・・・今でもまだそんな可能性が奇跡をおこせば・・としがみついている自分がまだいますよ。

でも、私ももう45歳。
閉経したんだ、ごめん・・・と口で(夫に)言えるようになりました。徐々にですよ、本当にできない体になったんだと認めるようになったのは。

でもね、開き直ったんですよ。
できなくても楽しい人生をおくることができる、と豪語するつもりはないんですが、人生は子供を基準に考えなくてもいいんじゃないかな。

大学を出てこれまで遊びもせずに
がむしゃらに仕事をガンバってきた夫と私に
神様が子供を与える代わりに
「もうそろそろ好きな事をやって過ごしなさいよ」と
言ってくださっているんじゃないのかねぇ、と
のほほん夫と話した事を思いだしました。

少子化の原因だと批難されたりもしましたが、
夫婦が仲良くすることは一番の幸せであり、
一番の宝ではないのかな。
 





   >>> スムチーさん! あん   -- 2005/07/03..
 
スムチーさん。お疲れさまでした。

私も、不妊治療を始めたおかげで、夫婦とか命とか人生とか幸せについて深く考えるようになりました。
老後のことなんかも、すでに計画を始めています(笑)!

うちも授かりはしませんでしたが、それはそれ。
治療によって夫婦が得たことは多かったです。
ぶつかりあうこともあったし、でも、その繰り返しが二人の絆を深めていった気がします。
子作りについては、これから奇跡的に授かったとしても、
治療期間中に得た二人の考え方・生き方は、きっと「ぶれない」と思います。

お母さまの言葉、
私の心にも大きく響きました。
これからの人生を、スムチーさんご夫婦が深く味わって生きていけるようにと、とても大きな贈り物をして旅立たれたのですね・・・。
なんて素晴らしいお母さまなのでしょう!

これからも、いろいろなことが待っていることでしょう。
嬉しいこと楽しいこと、もちろん辛くて苦しいこともあるはず。
でも、お母さまのその言葉、その温かさをいつも心に持っていれば、乗り越えられるはずですね!
どうかお元気で、ご夫婦仲良く過ごされてくださいね。
影ながら応援しています!

あんより
 





   >>> ありがとうございます。 ジェン   -- 2005/07/02..
 
スムチーさん、

この投稿を読んでどどーっと涙が出てきました。今でも涙が止まりません。特に病床でご自分でお電話ができないのに、代理の方にかけてもらって、スムチーさんを慰めようとされたお母様が想像できました。実はね、私の母も、なんとなく私が子供が欲しいのを知っているような気がします。だからか知らないけれど、スムチーさんのお母様がおっしゃったのと同じ事を先日言っておりました。涙が出そうになりました。(いつも仕事が忙しいから、夫婦二人で十分!とかなんとか明るく振舞っているのですが、やはり「母」は敏感なようですね・・・)

今回のスムチーさんのメッセージを読んで、本当に元気と勇気をいただきました。ありがとうございました。負け惜しみなんて、絶対思いません。きっとどなたもそんなことはお思いにならないと思います。

ただお礼を言いたくて出てきました。
 





   >>> 頭ではわかっていても・・・ 輝子   -- 2005/07/02..
 
 治療2年目、三十代後半の者です。 

『妊娠することが目的になってしまう』とてもよくわかります。

『授かりもの』これも一応頭ではわかっているつもりなんです。
治療をはじめる前、兄が医師なんですが、妊娠しないかもしれな
い『現実』を直視するように助言されました。
腹が立つどころか本当にありがたいなと思いました。、
また、現在の不妊治療の問題点もいろいろ教えてくれました。
入ってくる様々な情報を受け入れやすい私にとっては、ネガティブ
な情報は貴重でした。
 
 私が、治療を辞める日がきたとき、きっとスムチーさんと同じ
ような気持ちになると思います。
変な話ですが、後悔しないために・諦めるために、治療をしてい
るような気が時々します。