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一緒に死んでやれても産めません 沙羅  -- 2002/12/25 ..
先日父が亡くなりました。
自分のことよりも私のお腹の子の事を最後まで気遣った、父の命を引き継いで生まれてくるはずだった子が、今私のお腹の中で動いています。妊娠19週目。2日前、突然の連絡でこの子がダウン症であることがわかりました。
主人は49歳、私は42。高齢出産の初産です。主人の強い希望での羊水検査の結果でした。
父の命がもう長くないとわかっていた時に授かった子。精神的にも体力的にもどんなに辛く大変だった時にも、私は少しもこの子を気遣ってやりませんでした。父の命と引き換えになるのならそれでもかまわないとさえ、1度ならず考えた私に罰が下ったんだろうと思います。そして、21週までにこの小さな命を絶つということになりました。
今一生懸命この娘をお腹の上からなで、子守唄を歌って今まで私がしてやらなかった事をしています。月が満ちたら当然生まれてくるだろう命。それからかわいがればいいと、強い子である事を感謝しこそすれ労わる事をしなかった私にではなく、しわ寄せはこの小さな弱い存在に来たように思えます。
父が亡くなるまでの数ヶ月、何度九州と東京を行き来したことか。その間父のもとへ行ってはいけないと言われるの恐さに、仕事をやめることもせず、片道2時間弱の通勤と日常の家事をこなし、元気に振舞って父の看病をし、(父はそんなことを望みはしない人だったのに)何もかもをこの子一人に背負わせてしまったように思えます。
主人の中でこの子はまだ自分の子ではなく、淘汰されるべき存在であるらしく、大して嘆いている風ではありません。多分上手に隠すこともできない正直で不器用な人なのだと思います。
悲しむ私を気遣ってはくれるのですが、情緒欠陥症な部分があり、起こってしまったこと、そして善処すべき答えを出せば、それで割り切ってしまえることがらのようです。
少しでも長く私の中で語りかけ、愛してやって送り出そうと思っている私ですが、考えるとこの娘の最後が恐ろしくてなりません。
まどろみから無理やり引きずり出されて放置され、死ぬのを待つのでしょうか?22週からは自分で生き残れる可能性もあるとききました。21週では?
死んでしまった子を流すのではありません。生きている子を殺すのです。この子は長く苦しむのでしょうか?いっそこのまま一緒に死んでやりたいくらいです。この中絶がもとで死ぬのならそれはそれで本望です。
誰か知っていたら、どうかどうか教えて下さい。分娩のようにして生まれてくる子はどうやって逝くのでしょう?
私にとってこの娘は、清らかであどけなく素直なダウン症の笑顔を持った天使です。できるだけ苦しませたくはないのです。
ダウン症の子を持つお母さん方。こんなことを書く私を許してください。誰に聞く事もできずにここで皆さんにお尋ねします。
どうか経験者の方、お返事を下さいませんでしょうか?


あなたのせいではないです   みきまる
沙羅はこの子の名前です。   沙羅
大丈夫です   みちまる
お願いです。育ててください。   みどり
とても悲しいです   mika
だんなさんと思いをシェアして。。   しずよ
何故?   Black Pansy
経験者ではないけれど   ももたろう
辛いですね....   たんぽぽ
あえて言わせていただきます。   June




 

   >>> あなたのせいではないです みきまる   -- 2002/12/25..
 
沙羅さん、お父様の命を引き継いだと思っていらっしゃったお子さんに、障害があることが判り、あきらめる決心をされたと言うことですよね。お父様を看病されている間、大変な時期に、お腹のお子さんをケアしなかったことによって、そのしわ寄せがお子さんに来た、と感じてらっしゃるようですが、それは違うと思います。ダウン症は、先天的なものと聞いていますので、お腹に宿ったあとのお母さんのケアが不十分で、ダウン症になる、というものではないはずです。私も、この春、父を亡くしました。子供が授かるといいね、と病床で口癖のように言っていた父の、命日とそう変わらない日が、出産予定日の子が、今お腹の中にいます。羊水検査は、私も受けました。悩みに悩んだあげくの検査では、もし、ダウン症と言うことが判明しても、父の生まれ変わりのような子を、自分の意思で諦めていいのか、と。ただ、たまたま日にちのめぐり合わせとして、自分が勝手に『父の生まれ変わりなんだ』と思いこんでいるだけ、とも。辛いお気持ちだと思います。が、お子さんは、お父様のこととは、別のことであるから、切り離して、お考えになられると良いのでは、と思います。
 





   >>> 沙羅はこの子の名前です。 沙羅   -- 2002/12/25..
 
お返事を下さった方、有難うございます。
ここで聞くべき質問でなく、懇切丁寧に且つ客観的に教えてくれるサイトがあるのならそれを教えて下さい。
残酷な答えが返ってきてもこの子が受けるであろう私の仕打ちを知っておきたいと思います。
どうしても受け止めることができないなら、中絶などせず、一緒に死んでやるだけです。
矛盾が在るの等誰にいわれなくてもわかっています。
私がもっと若ければ、主人と別れてでも産んでやるのか?
答えはYesでもありNoでもある。このまま産んでこの子が成人して主人が70、私は62。その時果たして1人立ちできるのか?この子が死ぬまで死ねないとどんなに願っても、誰がそれを保証してくれるのでしょうか?この子の後に、この子の後を引き受けてくれる子供が授かると、誰が保証してくれるのでしょうか?
私たちが逝った後のこの子を一体誰が引き受けてくれ、この子は私たちの死を受け止め、ちゃんと独り立ちして幸せに生きていけると誰がいうことができるのですか?
この私がこのような試練に「お父さんが生きていたら・・・」と繰り返し死んでしまった父を呼びつづけるのに、死というものが何なのか理解できるかどうかわからない子が、ただ、自分の側にいなくなってしまった父母を探して、理解できず、絶望することなどないと、誰が請け負ってくれるのでしょう?
こんな疑問はこのような状況の誰もが繰り返すこと。
それでも産んで、立派に育て、幸せに暮らしている方々がいらっしゃるのは知っています。
私もその選択をしたい気持ちはあります。
主人は「きっと将来、どうして私を産んだりしたの?と聞かれるよ」といい「私はこの子は自分が不幸だなんて思わない。」といいました。でもきっと私たちがいなくなったら途方にくれて、泣いて泣いて、その後どうなるのかはわかりません。
「君はダウン症の子供たちを知っているか?」ときかれ「通勤電車の中で何人ものってくる子達をみかける」というと、「施設に通える子達は症状の軽い子達なんだよ。起き上がることさえできない子達もいくらもいるんだ。産んではいけない。」といいます。
正しい答えなんかわからない。どうすればいいかなんてわかりません。出口のない迷路の中でも留まっていられれば幸せですが、否応なく時が過ぎていきます。
 





   >>> 大丈夫です みちまる   -- 2002/12/24..
 
 ほんとうにつらい気持が伝わってきます。でももう決まっているんですよね。心でいつも育ててあげれなくてごめんね、思っていれば、そのことをいつも忘れなければ、日々のちょっとした幸せにも天に召されたその子に感謝していれば、大丈夫です。私が高校生の時に、母に私の妹と弟の間に一人子供ができたがとても経済状態がくるしくて生めなかった、と話していました。そんな、だからお母ちゃんはいつまでも苦労するんよ、といった私にたいして、母は堂々とそんなことない、大丈夫、いつも心であやまってるから、と話してました。そのときはそんな・・・っと思いましたが今はそれがわかるような気がします。もし出産前検査をせずにダウンの子がうまれたとすると、最初はショックでも自分の子ですもの、受け入れられるでしょう。ダウンの子は性格がかわいいからかわいくて、その子が生きがいにもなると思います。でも、もう知ってしまったのです。おろせる時期に・・・。そして、夫はそうしようといっている、あなたにその夫をせっとくしてまでも生む勇気がないのなら
もう仕方のないことなのです。自分を責めて無理にうんで夫婦喧嘩がたえないかもしれません。(もちろん夫もかわいいとおもい。協力してくれる可能性もあるかもしれませんが)自分が病気になったときに子に負担がかかるかもしれません。両親ともに出産をのぞんでいないなら、その子がしあわせかどうかもわかりません。ほんとうに、子育てって、きれいごとだけではすまないとおもいます。もうきまっていることならば、今されているように、おなかの子にかたりかけ、今後の人生でも忘れずにいる、ということでその子の供養になるんじゃないかな〜って私は思います・長い分ですみません。あまり、自分をせめないでくださいね。
 





   >>> お願いです。育ててください。 みどり   -- 2002/12/24..
 
私は22週で破水して赤ちゃんがでてきてしまいました。
41歳でした。
お教えします。育っていなければ生まれてすぐ死にます。
それでも火葬して骨を拾いました。
そのとき思いました。ダウン症だろうが、なんだろうが一緒に生きてくれるならなんでもいいと。心から。
自分が殺してしまったようなものです。
自分の体内で息をしているものをどうして殺せるのですか?
わからない。
贅沢すぎますよ。
育ってくれるなら育てましょうよ。ちゃんと生まれるなら。

ダウン症の子供を持った人たちの本がでています。どうか一度よんでください。みんな幸せそうです。その中に書いてありました。「お腹をいためて産んだらどんな子でもわが子。かわいくない親はいない」って。大丈夫だから。お願いです。産みましょう。

育てたくても産めなかったものからのお願いです。

 





   >>> とても悲しいです mika   -- 2002/12/24..
 
私も初体外受精で妊娠しました。40歳です。羊水検査を受けるか悩みましたが、今でも苦しんでいますが、結局やめました。
でも今でも不安で妊娠をとても喜ぶ気持ちにはなれません。
そんな気持ち若い方には経験ないと思います。

5回も体外受精をされて授かったお子さんですよね。それを思うと
なんと言えばいいのかわかりません。思った異常に中絶は
心に傷を残します。もしかして、今後あなたは立ち直れないかもしれませんよね。でもきっとあなたには、今後また妊娠できるという自信が多少あるのですよね。

でも旦那さんがそういう考えの人であれば、私もやはり生まなかったかもしれません。自分の人生を犠牲にしてまで、子供が欲しくないのでしょう。

うちの旦那は、もし障害者の子供ができたら、会社を辞めて、
自営業をしてくれると言ってくれました。苦労を共にしてくれる
と言ってくれたからこそ、羊水検査を受けることを止めれたと
思っています。

私は他の人には羊水検査を受けることをお勧めしますね。
将来、また妊娠する自信があるのならです。

ただ、子供を授からず、金銭的に社会的に恵まれた老夫婦が、人形を自分の子供としてかわいがっている番組を見たことがあります。同じ境遇の夫婦同士で、人形の遠足や入学式をしていました。

子供を授からなかった夫婦には人形が自分の子供のようにかわいいそうです。私にはその気持ちが痛いほどわかります。

子供を愛する気持ちをとめられない。人から見れば馬鹿に見えるでしょうが、人がどう思おうと、その感情を表現せずにいられない。

それほど、子供とは愛しいものなのだと思います。
沙羅さんにお子さんがまた授かといいですね。
 





   >>> だんなさんと思いをシェアして。。 しずよ   -- 2002/12/24..
 
たいへん重い決断をされたようで、そのうえご夫婦でなく一人で背負われている様子に胸を痛めています。
この状況で、冷静になどなれないのかもしれない。でも、お父さんのことはやっぱり別と思わなきゃ。それは、死んだお父さんが望まないこと、余計に辛がることでしょう。
一緒に死ねても生めません、とタイトルにあり、「いっそこのまま一緒に死んでやりたいくらいです。この中絶がもとで死ぬのならそれはそれで本望です。」とありますが、死んでもかまわないと思うのなら、のたうちまわりながら生きてみる、という選択肢もあるのではないでしょうか。
・・・ごめんなさいね。もう決めたことでしょうのにね。
ダウン症ではありませんが、やはり出生前診断でわかる病気の子をもっているので、私には何かいう資格はないのかもしれません。
子どもの手術、訓練、失禁、発達遅滞と簡単にはすまないことですが、人生は愛別離苦が避けては通れないことと受け止めています。
自分の力量、我慢強さを知るのは自分自身なので、自分の決断はいつだって正しいと思うし、でも一方、どんどん経験値というか以前に越えられなかっことも越えられるようになるとも、思います。
 いずれにしても、もっとだんなさんと思いをシェアして・・・と思います。
最後に、医師も本当は人工流産などしたくないはず、ちゃんと苦しまない方法を施してくれると思いますよ。
 





   >>> 何故? Black Pansy   -- 2002/12/24..
 
私のような新参者が、こんな事を言うのは、申し訳ないけど、あのどうして中絶? などという選択をしようとしているのですか?
私には、お気持ちがわかりません。。

何故、産んであげないのですか?せっかく授かった小さな命ですよ。
私なら、産みますね。
ダウン症でも、他の障害を持っていても、私を選んで赤ちゃんは、天から来てくれたと思うから・・。
私も、一度、中絶の経験があるのですが、あの時、「産んであげたかった。」とどれほど後悔したかわかりません。その後、今年赤ちゃんを授かったけど、この一週間前に流産しました。私も沙羅さんと同じように高齢出産。36歳での初産となる予定でした。
子供が欲しくても、産めない方、沢山いらっしゃいます。そういう方達から、するときっと子供が授かれる身体だという事は、とても幸せな事だと思いますよ。お父様を亡くされて、今は、気持ちもネガティブへと動いているようですが、もう一度良く考えてみて欲しいなと、私は切に願っています。
 





   >>> 経験者ではないけれど ももたろう   -- 2002/12/24..
 
わたしの子はダウン症ではないんですが、19週でいまちょっと危ない状況なので、この子を失うことを考えると、気持ちが少し分かるような気がしました。
わたしの場合はいま、わたしの体の免疫が、この子を攻撃しているのです。この子も一生懸命生きようとしているようで、先週よりは今週の診察結果の方が少しよかったんです。でもまだ何も安心できる状況ではないんです。
この子を攻撃しているのは、なにものでもないわたしであり、もしもこの子を失う時はわたしが殺してしまったのと同じことになります。本当なら胎動も嬉しいものなのに、もしかしたら、苦しんでもがいて動いているんじゃないだろうかと不安に駆られてしまいます。なんか自分の話ばかりになってごめんなさい。
わたしが沙羅さんに言いたいのは、自分をそんなに責めないで欲しいということです。ダウン症は遺伝子の結果で、あなたがお父様の看病をしたこととは関係ありません。あなたのせいではないんです。
いま、同じくらいの週数なので、胎動も感じるでしょうし、沙羅さんが子供をおろすことに恐ろしさを感じることもわかります。
ご主人はわりきっている、とのことですが、沙羅さんは本当に納得されているんでしょうか。産んでもいい、と思われてはいませんか。中絶の結果死んでもいい、なんて、考えちゃだめですよ。一生後悔しないように、自分なりに納得されてからではないと余計につらいのではないでしょうか。その結果、産みたい、と思うのか、やはり育てられない、と思うのか。
わたしももしも、のとき、赤ちゃんはお墓に入れてあげられるのかどうなるのか気になっています。

 





   >>> 辛いですね.... たんぽぽ   -- 2002/12/24..
 
今、あなたがそんなにもお腹の中の命をいとおしく思うなら、なんとかご主人と話し合って産む方向に持ってはいけないのでしょうか。
確かに障害を持つ子供を育てるのは大変です。でも、産まずに一生後悔するのなら、たとえ苦労が多くてもダウン症児の母として生きていく方が貴方にとって正解の道であるのかもしれないように思います。
私には10歳になるダウン症の娘がおります。苦労も多いですがこの子の笑顔に励まされている事も事実です。
人それぞれ、色々な事情があるので一概に何が良い、悪いという事はいえませんが、どうぞ後悔しない選択をされて下さい。

お腹に宿った「命」を感じられるのは母親だけです。


 





   >>> あえて言わせていただきます。 June   -- 2002/12/24..
 
冷たい言い方かもしれませんが、ここで聞くべき質問なのだろうか?と思います。
今、とてもつらい時を過ごしていらっしゃるのはわかります。
ですがすでに、あなたは今お腹にいるお子さんを諦める決心をしている訳ですし、その後どうなるかなどという事を知ってどうすると言うのでしょうか?
残酷な答えが返ってきたら、止めるんですか?
苦痛のないやり方なら納得してお医者さんに任せると言うのですか?
お医者さんに聞いてもはぐらかすか、言葉を濁す。まともに教える事はまず、ないと思います。
分かりやすく話したとしても事実であるかどうかわかりません。
それにここで質問しても答えが真実でなかったらどうするのでしょう?
それでもただ知りたくて、聞いて欲しくて、わかって欲しくてという事なのでしょうか?
質問されるサイトは別にあります。
懇切丁寧にかつ客観的に教えてくれるでしょう。
>この中絶がもとで死ぬのならそれはそれで本望です。
そこまでの気持がありながら、一方では授かった命を諦めようとしている。
なんだか矛盾を感じます。
お父様を亡くされて哀しい時でもあるでしょう。こんな時に非情な言い方だと思われるでしょうが、あえて言わせて頂きました。
お気を悪くしたらお許し下さい。