妊娠・出産・育児

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障害って2 頑固ママさん始めみなさんへ   -- 2002/08/01 ..
 頑固ママさん、羊水検査をし、安心することができてよかったですね。
 以前、ママさんの「障害があっても産む」という気持ちを読み、
感動しましたが、そのとき、返事を出そうとして出しませんでした。ごめんなさい。
 遅くなりましたが、日本でも最近ダウン症の女の子が大学に
合格(短大かも)したことが話題になったことをお伝えします。
 
 ある生物学の本では、奇形についてたくさんのページを割いて
突然変異すなわち奇形こそが人類を進化させてきたと
説き、多指症そのたの奇形の例を取り上げ、
人間が生物である限り、奇形が発生するのは自然なことだと
述べていました。
 そしてダウン症について「非常に穏やかで平和的な気質。
争うことを好まない。人類の進化した存在ではないか」
と書いていました。

 私が初めて妊娠・流産を経験した都立病院では、高齢妊婦の全てに、初診で染色体異常の高率を告げ、まるで羊水検査を
勧めるかのような医師の話しぶりでした。
 待合室と診察室のしきりはうすっぺらのカーテン1枚で
声は筒抜け。プライバシーの保護も何もありませんでした。
 もし人々がダウン症をもっと受け入れることができたら、
ダウン症の赤ちゃんが抹殺されず、
世の中にダウン症の人が多かったら、私達は
その人たちから影響をうけ、学び、考え、気づかされ
平和でやさしい世界を築けるのではないでしょうか。
 それは人類の社会的進化を促さないでしょうか。
 私の甘いユートピア的思いでしょうか。

 続きが書きたいのですが、体がつらくなってきました。
 近々書きます。


むずかしいですよね。   ねね
海さん、こんにちは。   頑固ママ
こんにちは   アリシア
昔を思い出したのですが。   かっぱ
はじめまして   しずよ




 

   >>> むずかしいですよね。 ねね   -- 2002/08/01..
 
5{や、その結果どうするかということなど・・こういう問題は、その人その人の育ってきた環境や経験等々で考え方が違うのだと思います。そして、それが良いことか悪いことかは他人が決めることではないと思います。
たとえ、異常が見つかった時に妊娠を中断させる人がいたとしても、その人が一生懸命考えてそれで決めたことであれば、それもひとつだと思います。
 





   >>> 海さん、こんにちは。 頑固ママ   -- 2002/07/31..
 
海さん、こんにちは。
海さんの書き込みは以前から必ず読んでいて、共感したり、私自身
が力づけられたりしておりました。
今回、そんな海さんから、私の名前が出てきたので、ビックリ。
ちょうどその時、会社の昼休み時間で、さも仕事を続けているよう
な様子で実はこっそりこのサイトをのぞいていた時だったのです
が、なんだか嬉しくてドキドキしてしまいました。ありがとう。

さて、私が羊水検査の結果を聞いて最初に思ったのは何かというと
「これで家族と無益な争いをせずにすんで良かった」ということ
でした。検査結果後の対応について、私と両親たち(私や夫の
両親)は全く対立していました。夫はというと、私の気持ちは
よくわかるので、両親たちのように強くは反対できないけれど
もし「異常あり」でも産む決断をした場合、産まれた本人はもちろん
上の子にとっても暗い将来が待っていると考えているようでした。

私は普段から、現実を直視し、より合理的な判断ができるような
理知的タイプでは決してなく、どちらかというと、本能的で感覚に
従って生きてしまうタイプなものだから、夫やごく親しい友人たち
からは不器用で危なっかしくうつるようです。
自分でももっと生きるのに器用だったら良かったのにと思うことが
たびたびあります。が、一方で、実は内心、合理的なこと、利益か
不利益かの判断に従って生きることなどに対し否定的な私もいます。

「障害を持つこと」「障害をもった子を育てること」って、合理的
な生活、人生とは程遠く、利益か不利益かといえば、不利益になる
と多くの人たちは考えるのかもしれない・・。少なくても、両親
たちや、(両親たちの話が全て本当なら)親戚や近所の人たちの
多くがそのようです。
確かに「障害をもつこと」「障害をもった子を育てること」は
そうでない人と比較し、それはご苦労(実は私などの想像を
絶するような)があるかと思います。しかし、海さんやしずよさん
の話を読ませていただくと、合理的な人生が全てではないという気
がしてなりません。合理的ではないかもしれないけれど、心が
とても豊かな感じがします。また、私たちが普段の生活でつい
見落としてしまう多くのことを知っていらっしゃるように思えます。
これからも応援してます。
そして、海さん。健康管理に気をつけ、お互い元気な赤ちゃんを
産みましょうね!

 





   >>> こんにちは アリシア   -- 2002/07/30..
 
以前海さんの投稿を読んで、投稿しようかなと思いながらせずにいました。
私が出産する時、やはり母が羊水検査のことを言い出しました。
「検査してどうするの。染色体異常があったらおろせというの?そこまで考えてないんだったら検査なんて軽く言わんといて」と母に詰め寄ったものです。
障害をもった子が生まれたら可哀想と皆は言います。でも、全ての障害を持って生きてらっしゃる人達が全員障害を抱えて生まれてくるのではないのですよね。
障害は私達の身近なこと。そして、それはその人を形成するひとつの個性として、どうしてみんな認められないのかなと思います。
確かに、今の日本は生活するのには厳しい世界です。でも、障害を持っていても心豊かな人であり、その人のもつ可能性も限りなくあるのではないでしょうか。
海さん、しずよさん、障害を受け入れていくためにどれほどの困難な道のりがあったのか、私には計り知れないことなのでしょう。
前向きなお二人の姿に、私も泣き言なんか言ってられない、前へ進むぞと奮起しています。

 





   >>> 昔を思い出したのですが。 かっぱ   -- 2002/07/30..
 
海さんの投稿をみて昔を思い出したんですが、よろしかったら読んでください。
私が小学校5−6年の頃たいへん陰湿ないじめにあっていたんですね。いじめを受けていたためクラスの誰もが私に近づかなくなり、とてもみじめで悲しい毎日でした。
その日も数人の男子生徒にいじめを受け、学校の渡り廊下で泣いていたら「どうしたの?」と後ろからやさしい声がしました。見ると(たぶん同級生だったと思うが)特殊学級にいる女の子でした。
「涙ポロポロ出てるよ。どうしたの?どうしたの?」と
一生懸命なぐさめてくれるんですね。
声をかけてくれたのがとても嬉しくてますます泣けてしまいました。
その子は体格が良いグラマーさんでしたがダウン症候群ということを後で知りました。「とても穏やかな、平和的な」という海さんの投稿で思い出しました。
この前ダウンの赤ちゃんを見たことがある、と書いた私ですが昔、こんなふうにダウンの人に助けられたこともあるんですね。

 





   >>> はじめまして しずよ   -- 2002/07/29..
 
初めて投稿する2週間後出産予定の38才の妊婦です。
このサイトは時々訪れていましたが、4年前いわゆる障害児(脊椎破裂)の子を授かった私はいつもドキドキしながら皆さんの発言を読んでいました。
「障害児がうちにきてもらっては困る」「それは選べること」
といわれているようで・・・・。
なので、海さんの発言にほっと安心し、大きく心を強くした次第です。
私もこの子を授かり動揺し、悲しみ苦しんだけれど、無意味なことだったとどうしても思えなかったです。今まで通ってきた道筋の、たとえば、受験・就職・職場での男女差別とか、結婚にまで至れなかった恋愛などと同様、人生ってそういうものじゃないと・・・。
うちの子は、出産後に傷をふさぐ手術を受け、多少歩行がスムースでなく、排泄障害がありますが、至って元気!保育園でもなかなか人気者のようです(^。^);
 偶然にもあまたある障害の中で、この障害は出生前に診断されうるようですが、この子がうちにきたのも何かの縁。あの時、「診断を受けない」と夫婦で決めたからここまで来れたし、この障害のことは知識として知っていたけれど、この子が不要なほどには大したコトではないじゃんか、というのが実感なのです。
海さんのおっしゃるように、(一筋縄でなかった過程で得たのも含め)色々な人の愛情と協力を受けて、ここまでこれました。私は障害を負った当人ではないけれど、「丈夫に生んであげなくてすまない」とも思わないし、ムスメがめそめそした時でもふらつかない人生力(=挫折の数々?)がある。と思い返して、次の子を静かに迎え入れようと思っています。
 海さんのだんな様のおっしゃる通り、もちろんキレイ事ばかりではないですが、1つ山にぶつかり1つ山を乗り越えるたび、それはそれで自分は味わい深い人生を送れているように思います。