妊娠・出産・育児

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羊水検査と医者の対応 海の夫  -- 2002/07/30 ..
 みなさん妻にいろいろと励ましをいただきまして、有り難うございます。
 実情は彼女が言うほどかっこいい、状況ではありません。端から見ていて「ナンでそんなこと心配するんじゃ」「心配したって何かいいことあるわけでも無いのに悩むな」と思っています。でもお腹に子どもがいるって事はそう言うことなんだとこの頃思い始めています。
 さて、妻は私と結婚してまだ三年ですが、これまでに二度流産しました。それについては本人は自分の障害の事を大変に気にしていました。
 それは最初の妊娠の時の病院と医師の対応が影響してると思います。おめでとうございますも言わずに、大変難しい事であると羊水検査をした方がいいみたいに、いきなり言われました。付き添っていた私はその時思わず「その点に関する知識はあります」と言ってしまいました。
 医師は憮然としてしていたようです。私は障害者福祉の業界にいる人間なのでこのあたりの事情(医師の対応についても)は分かっていたつもりでしたが、ここまで酷いとは思いませんでした。これが全く知識のない人だったらびびってしまいますよ。このようなことが偏見や誤解、不安をもたらすんだと思います。
 さて、私と彼女は40才と49才という年齢で結婚しました。私は彼女と結婚した時から子どもが欲しいと思っていました。しかもお互いに後がない(笑い)ので子どもが欲しいという気持ちが全てで障害児が産まれる確率も受け入れられます。しかし、障害児の親の苦労を身近に見てるだけに、羊水検査の存在自体、その結果による親の選択を否定できない。
 医学がもう少し発展して分かった結果に対して、対策がとれるようになるか、障害者福祉が前進して親が苦労なく障害児を育てられ、成人になってからの生きようにも安心できるようになったら、この検査も意味を持つのではないでしょうか。
 どんな形にしろ、親が子供が生まれたと言う事実をレセットしなければなら無い現実は個人の問題ではなく社会、国家の問題だと思います。
 それにしても、医者は医術のみに責任を持てばいい、その後の社会的問題、個人的問題は生半可な知識で介入しないで欲しいもんだ。
そこまで発言したければきちんと勉強して欲しい。


現実は本当に厳しい   ひーママ




 

   >>> 現実は本当に厳しい ひーママ   -- 2002/07/30..
 
こんにちは、5歳になるダウン症児のママをやっています。

海さんの夫さんがいうように、社会全体が障害のある人に(弱い人)優しくなってくれればいいのにと、毎日願う日々です。
けれど、現実はとても厳しくて、東京都の授産施設もホームもどんどん少なくなっています。上の子が生まれ、ダウン症の検査結果がでる前に、私の母は、なんでそういう子がうまれてくるんだろう、と言いました。そして、私がまず思ったのは、この子を残して死ねない、でした。
すでに高齢であったことや、流産の経験もあったので、下の子は羊水検査も受けました。その子を出産し病院に見舞いに来てくれた親戚は、上の子の面倒をみなくちゃならないから大変だ、と生後3日の子に言いました。
世の中って、そんな物ですよね…。
障害者を抱えている家庭は、それだけで白い目で見られます。もっと社会福祉をといっても、弱者にはますます厳しい社会です。私自身はダウン症の娘がとても愛しいですが、将来は暗澹たる思いです。世間は、そいういう子の出産を容認して産んだのだからと、親が自分で責任を持てと言っているような気がしてなりません。それに、望んでも保育園・幼稚園・リハビリ教室に入れなかったり、通学に無理があったり。小学校からですら要望どうりにいかないず、役所の人は、それがお子さんの幸せの為です、と言うのです。前向きに生きていきたい、と思う気持ちはどんどん傷付いています。
だから羊水検査をしろ、とは言いませんが、本当に厳しいです。