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お母さんと赤ちゃんの栄養学

乳児の栄養-1
赤ちゃんが4から5ヵ月になると、お乳だけでは栄養が不十分になります。エネルギーやたんぱく質、鉄や銅などのミネラルが特に不足しがちです。 また赤ちゃんの消化機能も発達して消化吸収の作用が増ます。
赤ちゃんのための栄養学

文:鈴木たね子(すずき たねこ)農学博士



1)離乳はなぜ必要でしょうか。

赤ちゃんが4から5ヵ月になると、お乳だけでは栄養が不十分になります。エネルギーやたんぱく質、鉄や銅などのミネラルが特に不足しがちです。
また赤ちゃんの消化機能も発達して消化吸収の作用が増ます。
また、食品の種類や食事に編かをもたせて、豊かな心を育てることも大切になります。
お乳のほかに、半固形色を与えることを離乳と呼びます。
赤ちゃんに重湯や果汁の液体をあげることは、離乳といいません。


2)離乳はいつから始めますか。

離乳の時期は5ヵ月頃が適当とされています。発育が良くて離乳食を食べることが出来れば4ヵ月で始めてもかまいません。
昔の日本の家庭では、離乳食を作る生活環境が衛生的でなかったためか、離乳の時期が遅い方が良いとされていました。7ヵ月以後にはならないようにしましょう。
遅くなると母乳の量も不足して、栄養が充分ではなくなります。そして、離乳の完了(離乳食だけになる)は満1歳とされています。


3)一日に何回離乳食を食べさせますか。

離乳を始めて1ヵ月は一日1回とします。後はお乳をほしがるだけ飲ませます。このころは、離乳食からの栄養補給は期待出来ず、離乳食にならすことが大きな目的です。
離乳食はドロドロのものとします。離乳をはじめて2ヵ月目から4ヵ月目(通常6ヵ月から8ヵ月)では、いち日2回の離乳食と3回のお乳とします。
この頃では、舌でつぶせるような固さのものにします。そして9ー11ヵ月になったら、一日3回の離乳食とお乳を2回とします。また、歯茎でつぶせるような固さのものにします。


4)離乳食にはどんな食品が良いですか。

つぶし粥や粥また9ヵ月ぐらいからは軟らかく炊いたご飯も使います。豆腐やチーズなどは消化がよく、とり肉、魚肉のかわりにたんぱく源として利用できます。
軟らかくゆでた卵の黄身四分の一は離乳の初期に、白身と黄身と全部あわせたものは、二分の一を離乳の中期に利用します。
野菜には果物も適宜加えましょう。味付け歯、食塩、砂糖をひかえ薄味とします。


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