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お母さんと赤ちゃんの栄養学

乳児の栄養-5

赤ちゃんが4から5ヵ月になると、お乳だけでは栄養が不十分になります。エネルギーやたんぱく質、鉄や銅などのミネラルが特に不足しがちです。 また赤ちゃんの消化機能も発達して消化吸収の作用が増ます。

赤ちゃんのための栄養学

文:鈴木たね子(すずき たねこ)農学博士



1)炭水化物(穀類、いも類)

[7倍がゆ]

米小さじ5杯をよく洗い水に約1時間つけておく。
鍋(土鍋が理想的)に米と水コップ1をいれて最初強火で、沸騰したら弱火にしてふたを半分ずらしゆっくり煮る。途中でかきまわさないこと。
火をとめてから5〜10分むらす。少量の塩で薄めに味付けしてもよい。

[フレンチトースト]

8枚切りの食パン1/2枚のみみを除き3〜4センチの大きさに切る。
卵をわりほぐし、その半分をボールかどんぶりに入れて、牛乳と砂糖少々を加えこれにパンをひたす。2分ぐらいでよい。
フライパンにバターを引き両面を焼く。

[オートミール]

市販のオートミールを使用する。ただし砂糖やドライフルーツが入っていないプレーンなものがよい。
オートミール大さじ2杯に牛乳を1/2カップいれて、電子レンジに約90秒かける。

2)たんぱく質(肉、魚、たまご、とうふ)

[白身魚のムニエル]

白身魚(たら、たい、すずき、ひらめ)の切り身1/2の皮と骨を除き良く水で洗い一口大に切る。 少量の塩と牛乳を振りかける。焼く前に小麦粉を軽くふり、フライパンにバターを溶かしよく焼く。

[とり挽肉の卵とじ]

たまねぎ1/10をみじんに切り、とり挽肉20gとともに鍋に入れ、だし汁をひたひたになる程度に加えて弱火で煮る。
醤油、砂糖で薄味をつけ、卵を割って溶きほぐしその1/2を流しいれてさっと火をとおす。

3)ビタミン、ミネラル(有色野菜、淡色野菜、海藻)

[野菜いため]

軟らかくゆでたキャベツ1/5枚を細かくきざむ。
にんじんは目安量として直径3センチ。厚さ1,5センチのものを軟らかくゆで、みじん切りにする。
フライパンにサラダオイルまたはオリーブオイルを引きいため、うすい塩味をつける。

[野菜サラダ]

湯むきしたトマト中1/6こをみじんに切り、きゅうり1/5こを皮を剥き、おろし金ですりおろしトマトにあえる。
マヨネーズに少量の酢とバージンオリーブオイルを混ぜたドレッシングをつくりかける。

[一食の献立]

一食分は炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラルがすべてはいるよう組み合わせましょう。


赤ちゃんのための栄養学

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