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娠中の栄養「マタニティ薬膳」

マタニテイー薬膳では、近代科学が、近代栄養学が解明したいろいろの健康維持機能物質を含む食品の組み合わせで、妊娠期間中に必要な食事を捕らえてアドバイスしてゆきます。
文:鈴木たね子(すずき たねこ)農学博士
このように妊娠中の栄養や食養の面から、理想の食生活をマタニテー薬膳としてこれからお話し致します。医食同源という言葉をご存じかと思いますが、これは食は医と同じと言うことで、毎日の正しい食生活は健康を維持増進する医であるということです。世に健康食品なるものがありますが、不健康になる食品というものはありません。どんな食物にも栄養素や、健康を維持したり、病気を予防したり、治癒したりする成分が含まれています。カルシウム豊富な食品
まずカルシウムはどんな食品に多く含まれているかみてみましょう。一番良く知られている食品が牛乳と乳製品(チーズ、ヨーグルトなど)です。又、骨まで食べられる小魚(わかさぎ、しらす干など)もカルシウム食として有名です。カルシウム豊富な料理
以下にカルシウムの豊富な料理をあげますが、妊娠中はなにかと複雑なことをする気にならないこともあるので、手抜きの簡単料理だけをならべました。家族のはともかく自分のために作って見てください。しらす干のお好み焼き(一人分)(カルシウム約500mg)
小麦粉適量をボールに入れ牛乳で好みの固さに溶く。これに刻みねぎと刻んだプロセスチーズ約25g(扇形1個)を加え、さらにしらす干しコップ1/2杯を加えてざっと混ぜ、フライパンにサラダオイルを熱して弱めの中火で、中まで火がよく通るまで焼き、さらに裏返して軽く焼く。ししゃものソテー(1人分)(カルシウム約500mg)
フライパンにサラダ油を熱してにんにくの薄切り(半かけら)を香りがでるまでいため、ししゃも5尾をならべてこんがりなかに火が通るまで焼く。器にもってパプリカとパルメザンチーズをちらす。 パンとの取り合わせも良い。ししゃもは、頭から尻尾まで全部食べること。わかさぎと小松菜の卵とじ(1人分)(カルシウム800mg)
わかさぎのてんぷら(既製品で良い)小10〜13尾と、固めに塩ゆでした小松菜一握りを平らな鍋に入れて、醤油、だし汁、好みで砂糖少量で味付けし、卵1こをよくほぐしてわかさぎと小松菜をとじる。卵はなるべく全部がかたまるまで鍋の蓋をして煮る。卵のサルモネラ菌中毒予防のため。
マタニティ薬膳 INDEX
妊娠時の栄養つわりの時、何を食べたらよいのか?
妊娠中期の栄養1 妊娠中に大切なカルシウム
妊娠中期の栄養2 鉄は足りていますか?
妊娠中期の栄養3 銅は足りていますか?
妊娠週ごとのからだの変化や健康管理、知っておきたいことや気がかり。今月のアドバイスを見る...>>
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