婦人科と産科はどう違う?
妊娠がわかったとき、まず迷うのが、「
産科」と「
婦人科」のどちらに行けばいいのか、ということ。「産むつもりなのだから、入院施設のある産科のほうがいいのでは」と考える人は多いと思いますが、なじみの婦人科があれば、とりあえずそこで
妊娠判定をしてもらってもいいでしょう。
なお、妊婦検診は婦人科でも受けられますので、産み場所をじっくり探したい場合や、里帰り出産をする場合には、とりあえずそこに通う
という方法もあります。
婦人科から他の施設に移る時期は、妊娠5ヶ月までを目安に。なお、施設によってはもう少し早めの分娩予約が必要なところもありますし、人気の産院やベッド数が少ないところは、予約がいっぱいになってしまう可能性もありますので、確認は早めに。
また、検診を受けている婦人科で産院を紹介してもらうこともできますが、必ずしも紹介された産院があなたの希望に合うとは限りません。あくまで選択肢のひとつと考えたほうがいいでしょう。
なお、婦人科から転院先への紹介状ですが、多くの場合、数千円の費用がかかるうえ、あまり役に立つとも思えません。検査内容や結果などは、母子手帳に記入されたものがあれば十分です。心配な場合は、転院先にあらかじめ紹介状の要不要を問いあわせておくといいでしょう。
母子手帳をもらう時期と、「無料検診票」について
母子手帳は、市区町村の窓口で交付されます。受け取る時期は、検診を受ける産婦人科で指示されますが、このときちょっとした注意が必要です。
現在、ほとんど市区町村で、
妊婦検診の一部が無料で受けられるシステムがあります。初診の際、母子手帳と無料検診票についての説明があり、次回の検診時に持ってくるように言われたら、まずは良心的な施設とみていいでしょう。
何も告げられず、初診でいきなり「血液検査を行いましょう」などと言われた場合は要注意。
無料で受けられるはずの検査を、自費で受けることになりかねません。この場合には、何の検査なのか、自費でしか受けられない検査なのかをまず確認してみましょう。
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