妊娠・出産のアウトライン

妊娠・出産のアウトライン-1

「妊娠したかな」と思ったとき、検査に行く病院はもう決めていますか?
また、実際に産む施設によって、出産方法がまったく異なることを知っていますか?いざというときに悩まないために、今から妊娠・出産についての知識を得ておきましょう。


これだけは知っておきたい、月経のしくみ

子どもを産むのに最も適した時期は、いつなのか・・・。

この問題は、単に医学的なデータから導きだされるものではなく、ひとりひとりの体の状態、そしてライフスタイルや考え方によって異なってきます。
とはいえ、産める年齢には限度がありますし、自分ではそろそろ子どもが欲しいと思っても、パートナーの理解を得られない場合だってあります。

でも、本当の「産みどき」とは、頭で考えるものではなく、本能が教えてくれるもの、であるはず。まずは、自分の内なる声に耳を傾けてみてください。「結婚しているのだから、子どもを産むのは当然」「子どもを持ってこそ女として一人前」といった考え方にとらわれていませんか?
あるいは、「結婚は○歳、第一子は○歳で」など、ライフプランをきっちり立てすぎてはいませんか?

もちろん、社会生活を営んでいる以上、本能だけで子どもを産むわけにもいきません。実際のところは、野生半分、文化半分、といったところでしょう。でも、頭でっかちになりすぎるのは禁物。自分らしい産みどきを見失ってしまったり、気持ちの焦りばかりが先行して、「欲しいのにできない」ということにもなりかねません。

そして、もうひとつ。ちょっと気づきにくいことですが、「産みたい」と感じるのは心だけではありません。体もまた、「産みたい」と声をあげるときがあるのです。

産みたがっている自分の心と体に気づくとき。それが、本当の「産みどき」といえるのではないでしょうか。

by きくちさかえ 掲載:2000年

きくちさかえ プロフィール(掲載時)
出産準備教室、マタニティ・クラス主宰。日本マタニティ・ヨーガ協会推薦指導員。 社団法人日本写真協会会員。日本赤ちゃん学会、日本母性衛生学会、乳房文化研究会会員。
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科博士課程。研究テーマ「出産」2007年第2回平塚らいてう賞、奨励賞受賞。
自らの助産院での出産を契機に、出産に感心をもち研究と取材をすすめるようになる。アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、アジア、ブラジル、ミクロネシア諸島など、世界15ケ国以上の出産を取材。マタニティ雑誌、医学専門誌、新聞などに数多く作品を発表。講演多数。


妊娠準備のための健康術 あわせて読みたい
妊娠の準備「プレマタニティ養生学」
どんなことをすれば体が本当に気持ちよくなるか…と考える東洋医学は、そんなプレマタニティにぴったりの医学です。



妊娠・出産、母乳ワード101妊娠・出産・産後ワード101
知っておきたい!安産と楽しいマタニティライフに役立つ妊娠・出産用語集。



babycom おすすめ記事
babycom Site
妊娠のために知っておきたいからだのこと妊娠のために知っておきたいからだのこと

月経のしくみ、基礎体温でこんなことまで分かる、男性の体もきちんと知っておこう、性感染症(STD)など


高齢出産&妊娠高齢出産という選択
ともするとリスクばかりが強調されがちですが、高齢出産でなければ得られない喜びやメリットもある。

卵子story―女性のからだと卵子のひみ babycom企画・著作 ebook
卵子story―女性のからだと卵子のひみつ
卵子も老化する!知っているようで知らない自分のからだ、卵子のこと。韓国、台湾でも出版

babycom おすすめ関連コンテンツ

TOP▲