おなかの中で赤ちゃんが、もぞもぞっと動く胎動は、早い人は14週あたりから感じることもありますが、はじめて胎動を感じる時期は、非常に個人差があります。
とくに経産婦は前に「動き」を経験しているため、初産婦より早い時期に胎動を感じるようです。
また、はじめての胎動の感覚は人によって全く違うのも興味深いところ。「ぴくぴくした感じ」「泡が出る感じ」「腸が動く感じ」など。

動き方はさまざまですが、胎動は生まれるまで続きます。これを利用して１日の胎動をチェックして胎動表を作ると、おなかの中の赤ちゃんの様子を知る上で役に立つかも。
とくに２週間以上あなたの体重が増えなかったり、おなかが大きくならなかったり、予定日を過ぎて胎盤機能検査を促されたときなど。

とはいえ１日中胎動をチェックするのはたいへんです。一日を30分刻みにした時刻表をつくり、胎動を10回まで数え、その10回目をグラフに書き込むというシンプルなやり方でもだいじょうぶ。

もし、12時間以上胎動がなかったり、カウント数が５回以下だったら、ほかの所見と考え合わせて、念のため医療者に連絡しましょう。