妊娠 9ヶ月(32〜35週)
おなかの下の部分の、骨盤のほぼ真ん中にあるのが恥骨。意外と知られていないかもしれませんが、実は恥骨というのは、右側と左側の骨が合わさってできているものなのです。
これを恥骨結合といいますが、妊娠後期になって、おなかの赤ちゃんが大きくなるにつれて、この部分が痛くなる人もいます。
妊娠中、たくさん分泌されるさまざまなホルモンは、筋肉を柔らかくさせ、子宮やおなかを大きくする働きをします。それによって、骨盤の関節も徐々に緩んで赤ちゃんの居住空間を少しでも広げようとするのです。
恥骨結合がゆるんで、少し離れる場合もあります。これが急激に起こったり、左右の骨盤がずれたりすると、痛みを感じることがあります。
こうしたときは、腹帯や妊婦用ガードルをして、おなかを上に持ち上げるようにして、骨盤をサポートするとよいでしょう。
体を冷やすとより痛みが生じることがあるので、腹帯によって骨盤を暖ためる効果もあります。
また、立ち仕事や座りっぱなしなど、同じ姿勢を長時間しないようにする。歩いたり立つときは両足に均一に体重をかける。横座りをしないで正座かあぐらで座る。などの工夫でずいぶん改善されるはず。
あまり痛い場合は医師に相談しましょう。痛みは出産すると徐々に解消していきます。
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