妊娠 7ヶ月(24〜27週)
遠出を控えて、ゆっくり温泉にでも出かけようとお考えのカップルもいるのでは。
ところが、温泉の脱衣場には「温泉の禁忌(きんき)症」という表示があり、その中にかならず「妊婦(とくに初期と後期)」という表示が見られます。ほんとうに、妊婦は温泉に入ってはいけないのでしょうか。実は、妊婦の温泉の禁忌についての文献やデータはほとんどないのが実情のようです。
温泉に表示されている「禁忌」は、古くから言われてきたことを自治体の指導要項として表示しているのではないか、という見方もあります。
妊娠中は、皮膚が敏感になっているために、皮膚病の人は避けたほうがいいとされる硫黄泉や酸性泉ではふだんより強い刺激を感じるかもしれません。また、炭酸水素塩泉にはとくに高血圧、むくみが禁忌とされています。こうした妊娠とは別の合併症のある人はとくに気をつける必要があります。また、温泉や銭湯からの感染の心配も妊婦の禁忌の一因でしょうし、飲料に関しては衛生面も含め控えたほうがよさそうです。
とはいえ、温泉といえども家庭風呂と同じ注意を守れば問題はないとする専門家もいます。たとえば、のぼせないようにするとか、首までつからずに腰湯程度にする、上がったあとに冷やさないなど、常識的な注意です。
温泉旅行とはいえ、1日に何回もエクササイズのように無理をして入るのではなく、ゆったりと自分のからだの調子をみながら、が基本です。
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